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	<title>日本Webリポート＆ニュース</title>
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	<description>市民と弱者の味方。みんなで作る、投稿型ニュースサイト</description>
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		<title>葉っぱ。</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4638.html</link>
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		<pubDate>Tue, 31 Aug 2010 12:51:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[過去のきょうの一枚]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				葉っぱ。                           by karen
				今日もとっても暑かったけど、夕方になると涼しくなるね。。
				もうすぐ秋。そんな感じがします。。
		 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p>葉っぱ。<a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/677ab6d89acc1d6f3541755aa9f0b4d5.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/677ab6d89acc1d6f3541755aa9f0b4d5-150x150.jpg" title="葉っぱ" width="150" height="150" class="aligncenter size-thumbnail wp-image-4639" /></a>                           by karen</p>
				<p><br />今日もとっても暑かったけど、<br />夕方になると涼しくなるね。。</p>
				<p>もうすぐ秋。<br />そんな感じがします。。</p>
				<p>染井吉野の葉っぱも、虫くんに穴をあけられちゃって。</p>
				<p>でも、私はそんな葉っぱが好き。<br />なんか、可愛らしいくない！？</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>夏のニセコ（下）</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4624.html</link>
		<comments>http://www.webreport.jp/4624.html#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 31 Aug 2010 12:36:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[レジャー]]></category>
		<category><![CDATA[北国の便り]]></category>
		<category><![CDATA[環境・自然]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				夏の神仙沼は別の顔を持っていた。豪雪と強風による厳しい自然でなく、これまで見たことがない柔らかな神仙沼があった。なぜこんなに印象が変わったのだろう。それは水面を覆っている水草が大きく影響しているのに、 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/a981890b651343a074b94ea5443ffc2b.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/a981890b651343a074b94ea5443ffc2b-300x225.jpg" title="1ミツガシワ" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4625" /></a>夏の神仙沼は別の顔を持っていた。<br />豪雪と強風による厳しい自然でなく、これまで見たことがない柔らかな神仙沼があった。<br />なぜこんなに印象が変わったのだろう。<br />それは水面を覆っている水草が大きく影響しているのに、間もなく気づいた。<br />水草にもいろいろあるが、神仙沼に生えているのは主にミツガシワである。<br />ミツガシワが広く繁茂して、水面を支配していた。<br />また向こう岸からも勢力を伸ばし、沼全体の半分以上がミツガシワに覆われている状況になっていた。(写真右)<span id="more-4624"></span><br /><span style="color: #0000ff;">　＜　氷河期の生き残り　＞</span></p>
				<p>ミツガシワは水位変動の少ない淡水に生え、浅い水底に太い地下茎をのばし、所々から葉を出して水面に顔を出す水生植物である。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/427c1356af455c14c7fa5c1e138e503b.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/427c1356af455c14c7fa5c1e138e503b-300x225.jpg" title="2アップ　ミツガシワ" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4626" /></a>葉は厚みがあって柔らかい。<br />柄は水面より10~20cmくらいの高さまで伸び、<br />先に3枚の小葉をつける。<br />3枚の葉がきれいに並んでいるのが特徴で、かしわ（柏）に似ていることから「ミツガシワ」といわれている。<br />どこかの由緒ある家紋に似ている。<br /><br />ところがどっこい、このミツガシワは、家紋以上に由緒のある植物のようだ。<br />日本を含む北半球の寒帯に自生しており、氷河時代の残存植物と云われている。</p>
				<p>東京・練馬区石神井公園に三宝寺池という池がある。<br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6ec1b4ef37724c24f89e1b0b65d397f6.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6ec1b4ef37724c24f89e1b0b65d397f6-300x225.jpg" title="3三宝寺池" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4627" /></a>昔この周辺に住んでいたが、この三宝寺池にわずかにミツガシワが生えていた。<br />(写真右：02年4月)</p>
				<p>このミツガシワやコウホネを中心とした三宝寺池の植物群は、武蔵野の面影を残す沼沢植物群落として、国の天然記念物に指定されていた。<br />いまもなおミツガシワは健在なのだろうか。</p>
				<p>隣の石神井池、ボート池といわれていたが、散策路と池の縁が、レンガや丸太に模した人工のコンクリート工作物で遮断された。<br />散策路から滑って池に落ちることがないように整備されたが、遮断された結果水辺の生物は、生物界の持つ多様性の輪廻が破壊され、絶滅したものと思われる。<br />やはりダンゴムシとかミミズなど微生物と関わる生物が水辺に住んでいなければ、腐植・分解する植物の健全な生育にも影響を与える。<br />まさか三宝寺池はそのような整備はされていないと思うが、住宅街のど真ん中の公園である。<br />東京23区にわずかに残された武蔵野の面影の象徴、ミツガシワの動向が気になる。<br /><br /><span style="color: #0000ff;">　＜　繁茂したミツガシワ　＞<br /></span>　　　　　<br />神仙沼には三宝寺池とは比較にならない規模のミズガシワガが生えていた。<br />それなりの素晴らしい景観である。<br />専門家によると神仙沼が浅くなってきている証拠でもあるという。<br />そして数十年、数百年たつと、池そのものがなくなるかもしれないという。<br />そのために人の手である程度間引きしなくてはならないのか。<br />自然保護のために自然を操作するー難しい問題である。</p>
				<p>ところがこれらを一気に解決するものがあるという。<br />それは台風などによる自然破壊である。<br />強力な台風によって自然が破壊され、新しい自然が創造される。</p>
				<p>日本の林業史上最悪と言われた昭和29年の洞爺丸台風によって、大雪山系はがらりと変わった。<br />その50年後の平成16年、北海道を襲った最大瞬間風速50mの台風でも、支笏湖から札幌にかけての樹木に甚大な被害を与えた。<br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/68df26a6d1eb1fa5e903412ff6b9fc65.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/68df26a6d1eb1fa5e903412ff6b9fc65-300x225.jpg" title="4神仙沼" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4628" /></a>鬱蒼と茂っていた木々が倒れて太陽が林床まで届いたことによって、新しい生物が進出し、新しい生態系が作られている。<br />人間にとっては被害でも、自然界にとっては新しい再生への門出となる。</p>
				<p>専門家の高邁な話を聞きながら、豪雪と強風の<br />過酷な自然のもとで生まれた神仙沼の、柔らかくて素晴らしい景観を堪能した。(写真左)</p>
				<p>実はミツガシワは、植物仲間にとって氷河時代の生き残りというより、もっと身近なテーマで話題になっている植物でもあった。 </p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/36b7739391d494dcce15d65282763bb8.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/36b7739391d494dcce15d65282763bb8-300x225.jpg" title="5花　ミツガシワ" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4629" /></a>それはミツガシワの花である。<br />ミツガシワの花は白くて、花弁に白い毛が密生している。<br />つぼみのときはほのかなピンクがかかり、品の良い見事な花だ。<br />あちこちの沼で散見するたびに、歓声が上がる花である。<br />（写真右：道立衛生研究所06.5月）<br />そして、いつもいつかはミツガシワのメッカ・神仙沼に行って、ぜひ観察しようと言いあっている。</p>
				<p>ところが雪どけと共に咲くのがミツガシワである。<br />5月の下旬か6月上旬、まだ雪があって神仙沼までたどり着けないのではという不安が常にあって、いまだに実現していない。<br />重装備でもしていつかはミツガシワの花の大群落と、ぜひご対面したいものだと思っている。<br /><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/61166e1a333a2d66c0c84e0c9f3e2f40.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/61166e1a333a2d66c0c84e0c9f3e2f40-300x225.jpg" title="6大谷地湿原" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4630" /></a>　<span style="color: #0000ff;">　＜　超希小植物　＞</span></p>
				<p>ニセコには、神仙沼湿原の隣に大谷地（おおやち）湿原という湿原がある。<br />長い年月を経てすっかり水が干上がり、いまでは一面のササで覆われている。（写真左）<br />この大谷地湿原には日本には、ここにしか生育していないという植物が生育している。<br /><span style="color: #0000ff;">フサスギナ</span>である。</p>
				<p>フサスギナもミツガシワ同様、氷河時代からの生き残りで、超稀小植物として絶滅危惧種に指定されている。<br />北半球のアジア北部に分布しているが、何ゆえ大谷地湿原に飛んだのかよくわからないそうだ。<br /><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6fb061063064c6631028c5d6a0952c0f.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6fb061063064c6631028c5d6a0952c0f-300x225.jpg" title="7フサスギナ" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4631" /></a>太古の昔はあちこちに生育していたが、氷河時代を経て絶滅した。<br />それがもともと環境が悪かったニセコの一角にだけ残って、今日に至っているのではないかという。（写真右07.6月）<br />種が飛んできたというのでなく、他の地が絶滅したということのようだ。<br />氷河時代に絶滅したと思われたイチョウが、中国奥地の四川省でかろうじて残っていたというケースと同じだ。<br />今回は時間がなく、車窓から湿原を見るだけだった。</p>
				<p>この湿原に入るには勇気がいる。<br />足元が悪い上、ササやぶから突然クマが出るかわからない湿原で、数年前一度入ったきりだ。<br />このときは6月でスギナの胞子が出たばかりだった。つくしんぼみたいだ。<br />節目から葉のような枝を出すフサスギナの特徴は見られなかった。<br />生長したフサスギナもいつかは見たいものだと思うが、良き案内人がいなければ難しい。<br /><br />　<span style="color: #0000ff;">＜　ひっそり佇む半月湖　＞</span></p>
				<p>羊蹄山の麓に近い中腹にある小さな湖を訪れた</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/22de1af16393d0a3a3d602423ee36113.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/22de1af16393d0a3a3d602423ee36113-300x225.jpg" title="8半月湖" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4632" /></a>三日月のような形をしていることから「半月湖」と言われている。<br />羊蹄山の数少ない側火山の火口に、水がたまってできた。(写真左)</p>
				<p>神仙沼とは対照的に、知名度がほとんどない湖で、訪れる人は少なく、山の懐に静かにたたずんでいる。</p>
				<p>湖面を見るにはやや急な細い道を下りて、湖岸まで行かなければならない。<br />木々のあい間から見え隠れする半月湖を見ながら坂を下りていくと、湖面に辿りついた。<br />深緑色の水面だ。<a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/8e785907111ed9e85a1a47c5fcd4eebb.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/8e785907111ed9e85a1a47c5fcd4eebb-300x225.jpg" title="9クマゲラの食痕" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4633" /></a><br />湖に横たわる倒れた枯れ木に体を預けて、水面を見やる。<br />この湖に魚は住んでいるのかな。<br />地元ガイド曰く「調査したことがないんですよ」</p>
				<p>半月湖には湖岸を一周する道はない再び上にあがって、外輪山を回るように半月湖を大きく一周した。<br />長方形に穴をあけたクマゲラの食痕が観察された。（写真右）<br />ツルニンジンが他に植物に絡まって蕾をつけ、間もなく開花しようとしていた。<br />森の中でもっとも早く紅葉するツタウルシが、<br />早くも色づいている。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/a02bff8a41c0653c6a0c02a2f16284cf.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/a02bff8a41c0653c6a0c02a2f16284cf-300x225.jpg" title="10紅葉の神仙沼" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4634" /></a>下界の札幌ではまだ暑さは残るが、高原のニセコはさわやかだ。</p>
				<p>ニセコはスキーと温泉だけではない。<br />様々な生物が豪雪と火山によってもたらされた大地に息づいている。</p>
				<p>あと１か月もすれば、神仙沼は見事な紅葉に包まれる。<br />(写真左：神仙沼08.10月)　　（完）</p>
				<p style="text-align: right;">札幌：望田武司</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>夏のニセコ（上）</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4602.html</link>
		<comments>http://www.webreport.jp/4602.html#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 25 Aug 2010 02:44:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[レジャー]]></category>
		<category><![CDATA[北国の便り]]></category>
		<category><![CDATA[環境・自然]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				「ニセコ」というと何を連想するだろうか。やはりスキーと温泉だろうか。とく雪質のよいパウダースキーが楽しめるスキー場のあるリゾート地として、国内だけでなく、オーストラリア資本が進出する異色の地となった。 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p>「ニセコ」というと何を連想するだろうか。<br />やはりスキーと温泉だろうか。<br />とく雪質のよいパウダースキーが楽しめるスキー場のあるリゾート地として、国内だけでなく、オーストラリア資本が進出する異色の地となった。<span id="more-4602"></span><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c7d7f2a9f29658c784384a3097b25f931.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c7d7f2a9f29658c784384a3097b25f931.jpg" title="1ニセコ地図" width="283" height="250" class="alignright size-full wp-image-4604" /></a>さらにはジャガイモやアスパラガスなどの豊かな農産物がある。<br />このようにレジャーと保養・生産の地として人を楽しませ、癒してくれるニセコの自然を育んだものは何だろうか。<br />それは豪雪と火山である。<br />豪雪と火山によって、ニセコには他には見られない多様な自然美が観察され、何度足を運んでも飽きることはない。<br />猛暑だった夏もほぼ終わろうとする8月下旬、ニセコを訪れた。<br />　<br /><span style="color: #0000ff;">＜　ニセコのシンボル＞</span></p>
				<p>札幌から車で２時間、ニセコに近づくにつれ目の前に大きく立ちはだかるのは成層火山・羊蹄山（1898ｍ）である。<br />単独峰だけに存在感は抜群だ。<br />富士山よりも美しいと言われる蝦夷富士はニセコの床の間にどんと座っている。<br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/da85c089540705fc5fa8bb59862be346.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/da85c089540705fc5fa8bb59862be346-300x225.jpg" title="2羊蹄山" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4605" /></a>いつも眺めている羊蹄山であるが、今回ちょっと新鮮な感じをうけた。<br />雪がないのだ。（写真左）<br />雪を頂かない羊蹄山を見るのは何年ぶりかなと思っても思い出せない。<br />それくらい羊蹄山と雪は対になっていた。<br />調べてみると羊蹄山から雪が消えるのは、年によって差はあるが7月中旬、雪で白くなるのは10月上旬である。<br />山肌が100%土色になるのは1年を通じてわずか３カ月ほどしかない。<br />花や紅葉を求めてニセコに入るのはどうしても初夏や秋で、真夏のニセコとはしばらくご無沙汰していたのにきづいた。</p>
				<p><span style="color: #0000ff;">　　＜　オドリカンバ　＞</span></p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c9fa9f6841d8381659d878fc543ffa23.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c9fa9f6841d8381659d878fc543ffa23-300x225.jpg" title="3オドリカンバ" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4606" /></a>ニセコに入ると、まずダケカンバの景観に驚かされる。<br />本州では1500ｍ以上の高地に生えるダケカンバ（岳樺）だが、緯度の高い北海道では4~500ｍ辺りで、シラカンバに変わってダケカンバとなる。<br />ニセコではまっすぐ育っているダケカンバが1本もない。<br />人はその姿から「オドリカンバ」とか「アバレカンバ」と言う。（写真右）<br />豪雪と強風によってでき上がった景観だ。<br />打ちひしがれながらも、なお生き延びようとする生物の姿がそこにある。<br />こんなところに生育しなくても、もっと良い環境があるのにと思う。<br />北海道ではニセコのほかに、知床の羅臼岳などに散見される。</p>
				<p>ちなみに麓の倶知安町の年間の平均降雪量は12.64ｍ、日本どころか地球規模で見ても断トツだ。<br />昭和45年の大豪雪のときは20ｍを超えたという。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/12b09567bb00daac62833229f89a4c98.jpg"></a><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/12b09567bb00daac62833229f89a4c981.jpg"></a><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/e6bf8d9ce48cfec6e4795f22f0273ac5.jpg"></a><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/047527145bbe97ea5233c39a3e613db7.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/047527145bbe97ea5233c39a3e613db7.jpg" title="縮小4豪雪グラフ" width="560" height="358" class="aligncenter size-full wp-image-4611" /></a><span style="color: #0000ff;">　＜　神と仙人が住みたまふ地　＞</span></p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6d19bac448279398da97cfc0a5576892.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6d19bac448279398da97cfc0a5576892-300x225.jpg" title="5神仙沼" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4612" /></a>ニセコに入るとどうしても表敬訪問したくなるところがある。<br /><span style="color: #0000ff;">神仙沼</span>だ。</p>
				<p>車を降りて木道を歩いて湿原に入る。<br />この付近の標高は755ｍ、さほど高くないが、森林限界地帯に観察されるハイマツが、すでに湿原を這うように生えている。<br />またあと１か月もすれば、一面の草紅葉に塗り替えられる湿原を歩くと、高原のさわやかな風が吹き抜ける。（写真右）<br />神仙沼までのプロローグである。</p>
				<p>夏のこの時期野花は少ないが、薄紫の<span style="color: #0000ff;">サワギキョウ</span>（写真下左）、白くて可憐な<span style="color: #0000ff;">ウメバチソウ</span>（写真下右）が観察された。 </p>
				<p>　　　　　　 <a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/5c6471a02dc85cfa34e64167299192c4.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/5c6471a02dc85cfa34e64167299192c4-150x150.jpg" title="6サワギキョウ" width="150" height="150" class="alignnone size-thumbnail wp-image-4613" /></a>　　　<a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c3a7b06a2aeb086a9c607d6956b443f1.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c3a7b06a2aeb086a9c607d6956b443f1-150x150.jpg" title="7ウメバチソウ" width="150" height="150" class="alignnone size-thumbnail wp-image-4614" /></a><br /><br />とくにハイカーは梅のように小さくてかわいいウメバチソウを、カメラに収めようとするが、木道を踏み外すことはできず、しゃがみこんでは手頃なところにある被写体探しに苦労している。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/3dce5e826c25531b920c6bedb92fdf2a1.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/3dce5e826c25531b920c6bedb92fdf2a1-300x225.jpg" title="8アカエゾマツ" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4616" /></a>木道の終点に神仙沼が見えてきた。<br />沼の周囲は、特異な形をした<span style="color: #0000ff;">アカエゾマツ</span>が生えている。（写真左）<br />しかも木の上が折れたり、枝がなかったり、曲がったりしている。<br />まるで盆栽のようだ。<br />これらのアカマツが水面に逆さに映っている。</p>
				<p>「神と仙人が住みたまふところ」と第一発見者が表現したことから、神仙沼という名前が付けられた。<br />まさに当をえた表現だといつも思う。<br />なぜなら何度訪れても、この沼が視野に入ると、いつもハッとさせられる。<br />自然豊かな北海道の中でも、超一級の景観だと私は思っている。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/76c3db83915d3107e0468c641ee7348b.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/76c3db83915d3107e0468c641ee7348b-300x225.jpg" title="9巨木" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4617" /></a>アカエゾマツの特異な景観も、オドリカンバ同様、豪雪と強風のなせる業である。<br />（写真右）<br />もともとアカエゾマツは環境の悪いところでも生育する、典型的な「陰樹」である。<br />逆に言うと、神仙沼周辺は他の樹木が生育できないほど環境が悪い。<br />この結果アカエゾマツの独壇場となっている。</p>
				<p>この神仙沼が発見されたのは昭和3年で、比較的最近のことだ。<br />ニセコにはすでに明治時代に、当時狩太（かりふと）といわれた当地に、大蔵省の高級官僚だった有島武郎の父が、学習院のエスカレーター式進学を嫌って札幌農学校に入った息子の万一のことを考えて、不在地主として入植している。<br />有島武郎は大正天皇の「ご学友」だった。<br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/f3b91ef61728d3f1a6b56648ed766ccc.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/f3b91ef61728d3f1a6b56648ed766ccc-300x225.jpg" title="10カインの末裔碑" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4618" /></a>過酷な自然の中で働く小作人を見て、武郎は「土地は使用している者が所有すべきでないか」と父親に抵抗し、名作「カインの末裔」を残した。</p>
				<p>その有島農場からさほど離れていないところにある神仙沼の発見が遅れたのも、人を寄せ付けないほどの豪雪と、厳しい自然が存在していたからであろう。（写真左：有島農場跡に立つカインの末裔文学碑、06.6月）</p>
				<p>それでも神仙沼にはつい40年ほど前までは、山の装備でなくては入れなかったという。</p>
				<p><br />ところがその後木道が敷かれて駐車場もでき、重装備どころか、ハイヒールでも行けるようになった。<br />そして２年前には、幅1ｍ以上の木道が付けられた。<br />広い木道が付けられた前後の1カ月間に、私はたまたま２度ニセコに入った。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/56396a5e8bdcb1592a2b384c0a47fc65.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/56396a5e8bdcb1592a2b384c0a47fc65-300x225.jpg" title="11木道" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4619" /></a>ひと月前にはなかった広い木道に、「あれっ、いつの間にこんな立派な木道ができたのか」と驚いたものだ。（写真右08.10月）<br />周囲の自然を無造作に破壊してまで作った広い木道に、車でも通すつもりかと思ったら、「車いすの人でも通れるように広くした」<br />この発言に唖然として声が出なかったのを思い出す</p>
				<p>建設当初、ニスが塗られて光り輝き、違和感のあった広い木道も、２年もたつと色あせてすっかり自然に溶け込んだ木道になっている。</p>
				<p>真夏に入った神仙沼をみて、これまでと違う印象を持った。<br />それはとても神仙沼が優しいのだ。<br />緑が濃いとこんなに印象が変わるものかと思った。<br />豪雪と強風という厳しい自然環境が薄らぐ“柔らかい神仙沼”がそこにあった。（つづく）</p>
				<p style="text-align: right;">札幌：望田武司</p>
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		<title>転勤・・・そして退職！！</title>
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		<pubDate>Mon, 23 Aug 2010 23:59:56 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
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		<category><![CDATA[健康・福祉]]></category>
		<category><![CDATA[障害者問題]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				ずいぶんと、更新をさぼっていました。 
				え～・・・タイトルにある通り、７月いっぱいで旭川を離れました。
				行き先は、大都会東京・・・。
				もう７年も離れているので、都会のペー [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p>ずいぶんと、更新をさぼっていました。<br /> </p>
				<p>え～・・・タイトルにある通り、７月いっぱいで旭川を離れました。</p>
				<p>行き先は、大都会東京・・・。</p>
				<p>もう７年も離れているので、都会のペースについていけるか心配です（泣）</p>
				<p> </p>
				<p>そして、わたしは７年勤めた会社を退職しました。</p>
				<p>７年の間、ほんとうに楽しい毎日を過ごさせてもらったと思います。<span id="more-4593"></span>以前から、このブログで「病気」と書いていたのは、「うつ病」のことです。</p>
				<p>もう４年になります。罹った原因なんかを書いてもつまんないので省きますが・・・。</p>
				<p> </p>
				<p>我ながら、壮絶な闘病生活を送ってきたと思います。</p>
				<p>私より、夫が大変な思いをしてきたはず。</p>
				<p>３年間、辛抱強く看病してくれた夫に感謝です。</p>
				<p> </p>
				<p>今度は、北海道から1度も出たことのない夫の東京生活を支えていきます。</p>
				<p>「主婦」という新たな仕事につけることはありがたいことです。</p>
				<p>ももとふくと過ごす時間も増えそうです！</p>
				<p><br />これからもこのブログは続けていこうと思います。</p>
				<p> </p>
				<p>それにしても暑いですね～。</p>
				<p>３８度なんて・・・人間だったら高熱です。</p>
				<p>毎日、水道から出てくる水がお湯なんですが、これは東京では当たり前なんでしょうか・・・。</p>
				<p> </p>
				<p>ももは、相変わらず新居の探検にいそしんでいます。</p>
				<p>最近気になっているのは・・・</p>
				<p> <a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c08c07e021215b5cbe9c247e376b5cef.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/c08c07e021215b5cbe9c247e376b5cef.jpg" title="1報知機" width="400" height="286" class="alignnone size-full wp-image-4594" /></a></p>
				<p>火災報知機！</p>
				<p>まさに「ほーちきつけてー！」状態です。もう付いてますが。</p>
				<p>新しい家が楽しいらしく、全くカゴに入ろうとしません。</p>
				<p> </p>
				<p>今の家は、旭川に比べると本当に狭く、ありとあらゆるところに収納家具を置いています。</p>
				<p>これがいけなかった・・・。</p>
				<p>狭いところ大好きなももの好奇心を満たしてしまっています。</p>
				<p> <a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/1728841959b33c0ce0ed605090465347.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/1728841959b33c0ce0ed605090465347.jpg" title="２ふく" width="400" height="267" class="alignnone size-full wp-image-4595" /></a></p>
				<p> ふくは、びびりっぱなしです。</p>
				<p>ちょっとテーブルに置いても、必死な顔で追いかけてきます。</p>
				<p>しかも、事故防止のために羽を切ってもらっているので若干太り気味。</p>
				<p>なんとなくお腹が出ています。</p>
				<p>運動させなきゃ～！</p>
				<p style="text-align: right;">東京：masu</p>
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		<title>あらゆる大人は子どもの命を守る責任がある</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4587.html</link>
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		<pubDate>Sun, 22 Aug 2010 19:31:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[くらし]]></category>
		<category><![CDATA[健康・福祉]]></category>
		<category><![CDATA[社会]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				「幼い子どもの命が失われる事故や事件が相次いでいる。」
				母親が二人の幼い子どもを置き去りにして餓死させた出来事だけでなく、妊娠した若い女性がトイレで出産して流して遺棄した事件や子どもを死に至 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p><span style="color: #0000ff;">「幼い子どもの命が失われる事故や事件が相次いでいる。」</span></p>
				<p>母親が二人の幼い子どもを置き去りにして餓死させた出来事だけでなく、妊娠した若い女性がトイレで出産して流して遺棄した事件や子どもを死に至るほど虐待した親が連日のようにあちこちで逮捕されるなど、最近は新聞やニュースを見ることが辛く、中にはショックで夜も眠れなくなる位の悲惨な事件が多い。<br /><br />そして、他のどんな窒息死よりも残酷極まりない苦しみの中で亡くなるというこんにゃくゼリーによる窒息死によって多くの子どもたちが命を落とした、いわゆるこんにゃくゼリー問題は、未だに店頭で販売され続け、更にはもちやあめと同じくらいなのにと、こんにゃくゼリーを擁護する専門家の動きがあるなど、子どもたちの死後なお問題が解決する方向には進んでいない。<span id="more-4587"></span>ここに挙げた事件や出来事はそれぞれ別個の問題でありながら、わたしたち社会のある大きな問題が影響を及ぼしているという点で共通している。<br /><br />これらの出来事に影響を及ぼしている大きな問題とは、わたしたちの社会が「大人が子どもの命に責任をもたない社会」そして「強いものが弱いものに関心をもたない社会」であるということだ。<br /><br />わたしたちの社会は、子どもを守るのは親の責任だと、親にすべてを押し付けて、親以外の人間は全く無関心であることを許している。親がダメなら行政が、警察が、そして法律でなんとかすればよい、と「親以外の人間」が自らの体を張って子どもたちを守ろうとはしない。子どもだけでなく、身の回りにいる辛い状況にある人、弱い人、老いた人、さまざまな困難を抱えた人に対して、私たち社会は余りにも無関心である。<br /><br />大きいものが小さいものを守り、強いものは弱いものを守る。あらゆる生き物はそうやって生命を繋いできた。人類もそうやって次世代に命を繋いでいかねばやがて滅びてしまう。しかし、わたしたちの社会は、「親子」であるかないか、という社会が決めた些細な区分にとらわれて、自分が親でなく、またわが子でなければ、全く無関心であることを許している。<br /><br />人類が未来に命を繋ぎ、生き延びていくためには、非婚率や出生率などの問題よりも、「大人が子どもの命に責任をもたない社会」そして「強いものが弱いものに関心をもたない社会」であることを自覚し、改めるところから始めなければならないのではないだろうか。</p>
				<p><span style="color: #0000ff;">「弱音やダメさをさらけ出すことを許さないわたしたちの社会」</span></p>
				<p>新聞のつり広告で目にすることがあるキャッチフレーズに「片付けられない女」というのがある。これは、一見仕事は普通にこなし、表面上はごく普通の女性に見えて実はある部分でバランスを欠いている女性のなかに、部屋が綺麗に整頓されておらず、捨てられずに溜まったゴミや雑誌が部屋にあるという女性がいることを指しているのだが、この表現に含まれる言外の軽蔑の意こそ、わたしたち社会の弱者への無関心さ、無責任さを表したものだと思う。<br /><br />実際、女性が会社で期待されている役割を演じて疲れ果てて帰宅したら、家の中の掃除にまで気力が沸かないためにどんどん荷物やごみが増えてしまうことは当然なのだ。<br /><br />男性にはピンとこないかもしれないが、女性が会社で期待されている役割とは、与えられた仕事をそつなくこなすだけではなく、有言無言の「女性性」への期待に応えることという仕事の能力以外のスキルも含まれるのだから、そのストレスは一旦家の中という密室に入ったとたん、一気にあふれ出る。<br /><br />通勤にはとりあえず流行から外れない服装を手持ちの中から頭をひねって選び、短い昼休みには化粧直しをし、ほんの小さなストレス発散で友人と外食をして別れた後の帰り道には、食べ過ぎて明日着ていく予定の服が入らなかったらどうしようと早くも後悔の念にさいなまれ・・・。<br /><br />明日の朝食を買うつもりで立ち寄ったコンビニで、じわじわと高まる鬱積した想いが、気付けば不要なスイーツ類で買い物カゴをいっぱいにしてしまう。そして疲れ果てて家に着いたとたん、ただ目の前の食料を次々と空けていくことで一切合切のわずらわしい事柄を呑み込み、そしてすべてを吐き出してようやく眠りにつける。翌朝部屋の中に散乱する空き袋を片付ける間もなく、また会社で「期待された役割」に戻るため、急いでシャンプーをしながら、今日の服装を考える。こういう繰り返しをいったいどれほど多くの女性が小さな部屋の中で繰り返していることだろう。<br /><br />ひとたび弱音を吐こうものなら、「イヤなら辞めればいい」「代わりはいくらでもいる」「自分たちもこうやってがんばって来た」「もっと大変な人もたくさんいるんだから」と、誰も「本当に大変ね」と、その辛さを受け止め、労おうとはしない。弱音さえ吐くことを許さない社会が女性たちをますます孤独にさせる。弱音は決して表にでることはなく、唯一開放できる空間である「家」の中へとひたすら持ち込まれ、積み上げられる。<br /><br />部屋中にあふれるゴミは女性の吐き出された行き場のない苦しみそのものなのだ。<br />それをマスコミは「片付けられない女」と書きたてることで、多くの「片付けられない女」たちはますます声を潜めるしかなくなってしまった。<br /><br />これは何もシングルの女性に限ったことではない。「母」という面をもつ女性も同様だ。<br />世間の「母」という役割に期待する無言の圧力。夜、「母」が出かけようものなら「子どもはどうしたの？」と必ずある種の非難とやっかみ（世話をしてくれる人がいるなんて恵まれている）を込めて聞かれるが、「父」が夜、出先でこのような声をかけられることはほとんどないだろう。<br /><br />また、アトピー性皮膚炎は昨今では決して珍しいことではないにもかかわらず、肌の荒れた赤ちゃんをもつ母親の中には、子どもを公園に連れて行きたくない、という人もいる。自身の経験でも散歩途中、通りがかった女性がベビーカーを覗き込み、「あら、この赤ちゃんお肌が痛そうでかわいそうね～」といわれ、ショックを受けてしばらく外に子どもを連れて行けなくなったことがある。<br /><br />子どもの病気はすべて「母」の努力にかかっており、子どもの肌が荒れるのは、家の掃除が十分でなかったり、食事がインスタントだったりに原因があるからだというような偏見は今尚多い。<br /><br />そして「母」というのは、常に子どもと一緒にいて、子どもの世話をするもの、それにも関わらず、どうしても働かねばならないならば、子どもの世話をどうするか手配ができてから働くのが当然で、子どもが熱を出したら当然母親がそばについてやるものだ、という目が常に「母」役の女性にはつきまとう。<br /><br />しかし、ひとたび会社に着くと、期待されている「女性」性としての役割は正反対で、むしろ「子どもがいることを感じさせない仕事ぶりと、若々しい魅力」を発揮することが会社で生き残るための最低限のスキルとされる。<br /><br />子どもの病気で仕事を休むことすら言い出せない職場の風土があり、にも関わらず、時折、最も効果的な局面で「やっぱり子育てを実際にしている女性は気付くところが違うねえ」と思わなせるよう発言をして会社に貢献しなければ「子育て中の女性社員」として存在価値を認められない。<br /><br />この過剰な要求になんとか応えようとして徐々に引き裂かれていく自分自身に抗いながら、明日も会社に行かねば、明日も子どものお弁当を作らなくては、と踏ん張るには、部屋の中が散乱しようが、ゴミがあふれようが、とにかく今日の辛いことを今日のうちに吐き出してしまわなければ、と先ほどと同じような眠る前の儀式を必要とする女性もあるだろう。<br /><br />あるいは、これだけ過剰な期待をかけられながらも不安定な身分の非正規雇用や低賃金のパートのために、子どもを保育園や学童保育に迎えに行って食事をさせたあと、部屋に残した子どもたちを気にしながらも更に自身に鞭を打ってダブルワークや職業訓練に通う一人親である女性も少なくなく、そういった女性が心身ともにつかれ果て、家の中を片付ける余力もなく、また時間のかかる食事作りをする間もないために家の中に惣菜の空パックやコンビニの割り箸の空き袋が散らかっていても、それを誰が責めることができるだろうか。<br /><br />そして、心身ともにぎりぎりの状況に置かれた「母」である女性が、外にSOSを求めることも出来ず、それでも「弱音を外に出してはいけない」と、空の惣菜パックだけでなく、子どもたちさえ家の中に抱え込み、ついには細い糸が突然ぷっつりと切れ、なにもかもを投げ出してしまうように、部屋の中に子どもたちと大量のゴミを放置したことを、マスコミは「片付けられない女」と揶揄したのと同じ無責任さで興味本位のキャッチコピーをつけて煽り、世間は「なんと酷い母親がいるものだ」と責める。<br /><br />更に専門家やジャーナリストは「以前から危惧していた」とか「いつかこのような事件が起こるのではないかと思っていた」などと得意げに語り、分かっていたのに何の手も差し伸べようとせず、結果的に死ななくて良かったはずの命を見殺しにしたことに加担したという自分自身の加害性を認識することもなく、したり顔で社会を論じる。</p>
				<p>マスコミも、専門家も、世間の人々も、私自身も、この世の誰一人として、ドアを蹴破り、窓を叩き割って、子どもたちを助け出そうとはしなかった「無関心な加害者」であったにも関わらず、だ。</p>
				<p>「役割」に縛り付けられ、自分で自分の体を痛めてまでそれに応えようとする女性たちのことを、「片付けられない女」と一言でさも世相を切り取ったかのように得意げに使うマスコミと、すれ違ったベビーカーに「肌が荒れててかわいそう」という世間、どちらも、孤独に、必死に役割をこなそうとしている人に対してあまりにも無神経で、配慮がなさすぎる、これが私たちの社会なのだ。<br /><br />「片付けられない女」ではなく、「片付けさせる男」や「女性に一人何役も求める男中心社会」こそ槍玉にあげて、「こんなことやれるわけがないでしょう」と女性に本音を吐き出すチャンスを作れば、一人、また一人と、少しずつ、「もう無理するのをやめた」と、部屋の中に溜め込んだ苦しみをゴミと一緒に外（世間）に出して楽になろうとする女性が増えてくるかもしれないのだ。<br /><br />また、すれ違った赤ちゃんの肌が荒れていても、「かわいい赤ちゃんですね、赤ちゃんもお散歩楽しそうね」という一言があれば、自信と勇気が出る母親がどれだけいるだろう。その一言があれば、「でも、肌があれて困っているんです」と自然にことばが出て、一人で抱え込んでいた悩みを少しでも軽くすることができるかもしれないのだ。</p>
				<p>しかし、現実には、マスコミにも、そして世間にも、女性の苦しみ、嘔吐の呻きは届いていない。<br />いったいどれほど多くの女性が表に出せないつらさや苦しみを家の中に持ち込んでいることだろう？誰も助けてくれないと思い込み、一人で限界を超えた状況で子どもを部屋に抱えてもがいている女性がいるかもしれないし、もしかしたら、早く助け出してほしいと願っているにも関わらず、あまりに世の中に優しくされた経験が少ないために、SOSのアピールの仕方さえ分からず、周りの人に気付いてもらえない人や、せっかくの手助けに素直に応じることができない人もいるだろう。</p>
				<p>自分自身もそうだったが、妊娠中、一度も電車やバスで席を譲ってもらったことがないという話はあちこちで耳にする。赤ちゃんを乗せた重いベビーカーを抱え、脇にまだよちよち歩きの幼い子どもが転ばないかと見やりながら、駅の階段をおぼつかない足取りで上り下りする女性に、駆け寄って手を差し伸べる人は滅多にいない。辛くても助けてもらえないという経験を積み重ねてきた人が、不意に優しく声をかけられて、戸惑って「いえ、大丈夫です」ととっさに答えてしまったからといって、たった一度の声かけで「助けが必要かと聞いたが要らないといわれたので支援は不要と判断した」というようなありきたりの報告書で済ませるのではなく、「それでも何か手助けをさせてほしいと申し出て、ようやく受け入れられた」となるまで、粘り強くあなたに関わり続けたいというメッセージを発しなければ、心をひらいて助けを求めることはできないということをわかってほしい。</p>
				<p>　今、わたしたち社会がなすべきことは、色んな状況で子育てが十分にできない状態にある人を様々なメディアを使って責めたり追い詰めたりすることではなく、何にも先んじてそこにある幼い命を助け出し、生かすことである。その上で子育てできない状況にある親を一時的に親という肩書きから解放して、時間をかけて心身を健康な状態に回復させることが必要なのだ。</p>
				<p>今現実に、産んだけれど育てられないとか、これ以上頑張れない、という状況にある人が居て、このまま子どもを捨ててしまうしかない、と絶望的な気持ちでいるすべての人に、どうかこのことばが届いてほしい。</p>
				<p>「わたしはあなたを責めない。ただ、あなたとあなたの子どもを助けたい。だから、勇気を出してSOSのサインを出してほしい。どうか子どもたちを部屋の中に抱え込んだまま捨ててしまおうとか、このままトイレに流してしまおうとか考えないで。もし、もうだめだと思っても、人目につかない部屋に放置したり、トイレに流したりせずに、せめて早く救出できるように、見つけやすい表の道路にでも捨ててほしい。そうしたら、きっとその命は助けられる。」</p>
				<p><span style="color: #0000ff;">「あらゆる大人の責任においてすべての子どもの命を守る」</span></p>
				<p>この事件を機に緊急時には消防だ、警察だ、児童相談所の増員だといろんな対策が講じられ、事件の起きた部屋の前には多くの花が供えられる。　しかし、この中で、もし、また同じようなことが起こったとき、一体何人の人が、今度こそ、自分自身の手でドアをノックし、足でドアを蹴破って、自分のこの目で子どもの安否を確認する為に、中に入っていくと言えるだろうか？<br /><br />どんなに対策を講じても、どんなにかわいそうだと涙を流しても、わたしたちの社会にある「家族」という固いドアを打ち破っていくことは容易なことではない。しかしこの硬いドアを打ち破らなければ、わたしたちは今回の事件を教訓とすることはできない。<br /><br />ある命がたまたま子育てが十分にできない状況にある親の元に生まれたからといって、粗末に扱われてよいはずがない。望まない出産だった母親によってトイレに遺棄されてよい命などあるはずがない。親や社会の都合に左右されることなく、どんな親の元に産まれようとも、いかなる事情があろうとも、すべての幼い命は守られなければならないし、そのことに対する責任は親かどうかではなく、また警察や行政に任せればよいのでもない、あらゆる大人に責任があるのだ。<br /><br />　どんな子どもも、大人の手を借りなければ生きていけない。特に幼い子ども、自分ひとりで満足に歩くことも、食べることも、話すこともできない月齢の乳幼児にとっては、「親」でなくとも、誰でもかまわないから、きちんと食事を与え、体を洗い、太陽の光に当てて散歩させてくれる人が必要なのだ。<br /><br />　しかし現実には「家」があり、そこでは「家族」という制度の下、「父」「母」「親子」「夫婦」といった肩書きとそれぞれ役割がある。父や夫はあらゆる世話をすべて母や妻、嫁、といった役割に押し付け、更に家族以外の人間には関係がないと見て見ぬふりをする、「遠慮」と言う名の「無関心」を正当化している。</p>
				<p>産んだから責任があるとか、育てるお金の余裕がないから子供を作らない、とかそんな狭いことで考えるのはもうやめて、「子供の世話をするのはあらゆる大人の役割」というように考える社会であらねば、すべての子どもの命を救うことはできない。<br /><br />たとえば「今日は病気の親に代わってお隣の子どもを預かりますので早退します」と言える会社や、「地域の子どもたちをキャンプにつれていく当番なので育児休暇とります」といえるような社会の制度が当たり前になるように。<br /><br />親という肩書きがなくても、誰もが子育てに関わることが当然のこととして受け止められ、あらゆる子供の命に責任をもつのが大人の責任であるという社会にしなければ、人類は未来に命を繋いでいくことはできない。</p>
				<p><span style="color: #0000ff;">　「自分の子どもに食べさせたくないものは、あらゆる子どもに食べさせてはならないもの」</span></p>
				<p>こんにゃくゼリーの是非をめぐる議論がなかなか進まないことに苛立ちを感じる人も多いと思う。<br />どうしてこんなことすら規制できないのかと。<br />多くの優秀な学者や専門家たちが揃っていながら、一体何が問題なのか。<br />それは、「自分の子どもに対する責任」と「すべての子どもに対する責任」をわけて考えているからだろうと思う。<br /><br />自分の子どもに食べさせてよいものかどうかを判断するとき、親ならばどうするかを考えてみればわかる。<br />品質表示や国産か輸入か、添加物があるか、遺伝子組み換え原料使用の有無、そういった表示にだけ頼る親はいるだろうか？いろんな表示をみて安全だと思っても、まず先に自分で味見をして、確認したうえで子どもに与えるのが普通ではないだろうか？<br /><br />どんなデータよりも、自分自身の五感を研ぎ澄まし、舌で、匂いで、歯ごたえで、ノド越しで、これは子どもに与えることが適切な食べ物かどうか判断すること。これが最も適切な選択だということを親は確信しているのだ。<br /><br />にもかかわらず、こんにゃくゼリーの問題を審議する専門家たちは、なぜ様々な機関の実験データでこの食品の是非を論じようとするのか。専門家らはこんにゃくゼリーを実際に口にして、その噛み応えや舌触りを何度も確かめたのだろうか。自分自身の五感で、この食品を吟味し、これならば自分の子どもに食べさせたいと思うかどうかが決まれば、おのず答えは決まるはずではないのか。<br /><br />自分の子どもには食べさせない、敢えて食べさせたいとは思わないのであれば、それは、あらゆる子どもに食べさせることが適切でない食べ物なのだ。<br />そして自分の五感を駆使して下した結論は、どんなデータよりも正しい。なぜならば、「子どもの命に責任を持つ自分の判断」以上に確かなことなど、どこにもないのだから。<br /><br />自分の子どもであるかどうかに関係なく、すべての大人はあらゆる子どもの命に責任がある。<br />わたしたちの社会に今もっとも必要とされていることは、すべての大人たちが自分の子ども以外の幼い命に対する無責任、無関心を改めることである。<br /><br />救えるはずの、死ぬ必要のない命を決して見殺しにしてはならない。<br />わたしたち人間が命を繋ぐためには、すべての大人があらゆる子どもを守らねばならない。<br />あらゆる生き物にとって最も基本的な原則でもあるこのことを、いま、人間社会の大人たちは改めて認識しなおすべきではないだろうか。</p>
				<p style="text-align: right;">大阪府：KAORI KAWAKITA</p>
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		<title>葬式を出さなくても済ませるには</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4583.html</link>
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		<pubDate>Sun, 22 Aug 2010 11:41:42 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[健康・福祉]]></category>
		<category><![CDATA[社会]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				生きていれば104歳になる母親の遺骨を息子がリュックサックに入れていた、という東京・大田区で発覚した事件。ワイドショーの司会者は「年金を不正受給していたかもしれませんねえ」などと話していたが、筆者は別 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p>生きていれば104歳になる母親の遺骨を息子がリュックサックに入れていた、という東京・大田区で発覚した事件。ワイドショーの司会者は「年金を不正受給していたかもしれませんねえ」などと話していたが、筆者は別のことが頭に浮かんだ。</p>
				<p>　息子はワーキングプアで葬式を出す金がなかったのではないか、と。葬式には莫大な費用がかかる。５～6年前、妻の父が心臓マヒで死亡し、こじんまりとした葬式をあげた。参列者は親戚だけ。食事も義父の家で取ってもらった。これ以上できない、と言うほど節約したのだが、葬儀社には300万円払った。<span id="more-4583"></span>　筆者の父は生前「死ぬのにも金がかかる」と言い、葬式のための金をとり置いていた。親戚筋に冠婚葬祭を豪華に挙げたがる人がいたりすると大変だ。そのために借金を負ったりする羽目になることもある。</p>
				<p>　筆者は紛争地域に取材に行く機会が多いので、天寿を全うせずにあの世に行く可能性が普通の人よりも高い。だが、葬式を出す蓄えはない。このため「葬式は出さなくともよい」という遺言を公証役場で作ってもらった。後に残された妻に借金を負わせたくないからだ。これだと火葬場に払う数万円だけで済む。</p>
				<p>　一日一日、食っていくのがやっとのワーキングプアが親の葬式など出そうものなら、借金で夜逃げしなくてはならなくなる。ワーキングプアでなくても葬式の経済的負担は多大だ。親の葬式で莫大な借金を背負わされたためにホームレスとなり、山谷に流れ着いた洋食のコックがいた。</p>
				<p>　十分な蓄えがない人は「葬式は出さなくてもよい」という遺言を公証役場で作ってもらうことをお勧めする。親戚にうるさい人がいても大丈夫だ。</p>
				<p style="text-align: right;">東京：田中龍作　<a href="http://tanakaryusaku.seesaa.net/" target="_blank">田中龍作ジャーナル</a></p>
]]></content:encoded>
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		<title>森と湖の国フィンランド（３）</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4566.html</link>
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		<pubDate>Sun, 22 Aug 2010 11:27:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[レジャー]]></category>
		<category><![CDATA[北国の便り]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				　～夢と厳しい現実の展示物～
				北国の夏は短い。気温がもっとも高いのは7月下旬で、8月に入ると早や秋風が忍び寄る。私たちがタンペレを訪れたのはこの暑いときで、都心の緑が一番濃くなっている時期で [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p>　<span style="color: #0000ff;">～夢と厳しい現実の展示物～</span></p>
				<p>北国の夏は短い。<a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/1seiyoubodaiju.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/1seiyoubodaiju-300x225.gif" title="1seiyoubodaiju" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4567" /></a><br />気温がもっとも高いのは7月下旬で、8月に入ると早や秋風が忍び寄る。<br />私たちがタンペレを訪れたのはこの暑いときで、都心の緑が一番濃くなっている時期でもある。<br />街を歩くとその緑の街路樹が、ほとんど同じ種類の木であるのに気づく。</p>
				<p><span style="color: #0000ff;">セイヨウボダイジュ</span>、日本で言うシナノキの仲間だ。<br />とくに１０丁ほどある札幌の大通公園のような通りを、早朝端から端まで歩いてみたが、両サイドの街路樹はすべてボダイジュで、見事な景観をなしていた。(写真右)<span id="more-4566"></span><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/2rinndenbaumunomi.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/2rinndenbaumunomi-300x225.gif" title="2rinndenbaumunomi" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4568" /></a>セイヨウボダイジュはドイツ語でリンデンバウムである。<br />中世ヨーロッパでは，リンデンバウムは「自由」の象徴とされていたという。<br />現在でも，ボダイジュはプラタナスと並んで公園樹，街路樹，記念樹として親しまれている。</p>
				<p>この時期リンデンバウムは小さな丸い実をいくつもつけるが、果実とともに柄にへら状の特有の苞葉をつける。（写真左）<br />なんともかわいらしい実である。</p>
				<p><span style="color: #0000ff;">＜　ムーミンワールド　＞</span></p>
				<p>タンペレは首都のヘルシンキや、ヘルシンキに遷都されるまでの首都トゥルクのような観光都市ではない。地味な工業都市だ。<br />そのタンペレが、ムーミンファンにとって憧れの地であるという。<br />タンペレには世界で唯一のムーミン博物館があった。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/3muuminn.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/3muuminn-300x225.gif" title="3muuminn" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4569" /></a>ムーミンはカバに似た妖精のような架空の生物として登場し、直立歩行する。<br />このムーミンを主人公にフィンランドの女流作家、トーベ・ヤンソンが小説や漫画を次々に発表した。<br />愛嬌のあるムーミンは世界中にアニメや映画などでも紹介され、すっかり子供たちの人気者となっている。（写真右：博物館入口にたつムーミン像）</p>
				<p>ところがヤンソンの描いたムーミン作品は子供向けとはいえ、その内容・雰囲気は決して明るいものではないことを、当地を訪れて知った。<br />むしろ登場人物は哲学的・詩的な発言を繰り返して、子供どころか大人でも理解しにくい描写がしばしば見られるという。<br />ムーミンの醸し出す雰囲気は、ほのぼのとした世界ながらも、何かしらおどろおどろしい雰囲気もあわせ持つのはそのせいか。<br />ムーミンは子供のように天真爛漫に思い切り表現できず、口をもぐもぐ動かした結果、カバのようなイメージになったのかと想像してしまう。<br />館内は残念ながら撮影禁止だった。</p>
				<p>ムーミンはフィンランドのどこかにある妖精たちの住む谷、ムーミン谷に住んでいるとされる。<br />そのムーミンの世界・ムーミンワールドが、フィンランド南部の都市トゥルクにあった。<br />トゥルクはスウェーデンの影響が強かった時代の首都で、日本の京都のような古都でもある。<br /><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/4te-mapa-ku.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/4te-mapa-ku-300x225.gif" title="4te-mapa-ku" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4570" /></a>ムーミンが住んでいたとされる所は島だった。<br />島全体がムーミンのテーマパークになっていた。<br />島にはムーミンの家から洞窟・迷宮・劇場まであり、ムーミングッズであふれていた。</p>
				<p>私たちがムーミン谷を訪れた時は平日だったにも拘わらず、家族連れから若いカップルまで詰めかけ、大賑わいだった。</p>
				<p>ムーミンはラップランドのサンタのおじさんと並んで、フィンランドの子供たちにどれほどの夢を与えていることだろう。<br /><br />　<span style="color: #0000ff;">＜　レーニンゆかりの地　＞</span></p>
				<p>タンペレにレーニン博物館があった。<br />何ゆえこの地にレーニンの博物館があるのかと入ってみた。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/5hakubutukan.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/5hakubutukan-300x225.gif" title="5hakubutukan" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4571" /></a>ロシア革命のリーダーであったレーニンは、革命が起きる10年前のほぼ2年間、タンペレに住んでいた。<br />また1907年のロシア革命の寸前のときも、迫害を恐れて当地に2カ月ほど隠れていたという。<br />さらにロシア革命前の1905年と06年の２回、<br />タンペレに革命の指導者が集まり、タンペレ会議を開催している。<br />このときレーニンは初めてスターリンに会ったという。<br />そのタンペレ会議の建物が博物館となっていた。（写真右）。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6re-nin.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/6re-nin-300x225.gif" title="6re-nin" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4572" /></a>レーニンは革命前からフィンランドの自治を強く弁護して、フィンランドの独立を支持していた。<br />そしてロシア革命のどさくさに、フィンランドの独立を認める歴史的な書類に、世界で初めてサインしたのがレーニンであるという。</p>
				<p>フィンランドにとってレーニンは、とても関わりがある人物であることを知った。<br />（写真左：博物館入口のレーニン像と表札）</p>
				<p>皮肉なことにフィンランドはその後、スターリン率いるソ連と戦うことになる。<br />フィンランドは、スウェーデンからロシア（ソ連）、そしてナチスのドイツと、隣国の強国の狭間に浮き沈みしながら、かじ取りをして生き延びてきたようだ。<br />おそらく艱難辛苦の時代もあったに違いない。<br />そして今日福祉国家として、いまの繁栄につなげてきたということだろうか。</p>
				<p>フィンランドの人口は北海道とほぼ同じ540万人、面積は日本よりやや小さい。<br />元首である大統領も、行政の長である首相も現在女性であるという。<br />　<br /><span style="color: #0000ff;">＜　スパイグッズ　＞</span></p>
				<p>このタンペレにもう一つ興味深い博物館があった。<br />スパイ博物館である。<br />なぜフィンランドにこうした博物館ができているのか不明だが、フィンランドのおかれた地理的・政治的状況が反映されているのだろうか。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/7supaikan.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/7supaikan-300x225.gif" title="7supaikan" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4573" /></a>かって労働者があふれた旧工場の一角に、スパイ博物館がある。<br />その建物は現在レストランやパブなどの複合施設になっていて、通路が回りくねり、なかなか目的地に行けない。<br />途中地元の2人に尋ねてようやく辿りつけた。<br />いかにもスパイ博物館らしい。<br />（写真右：スパイ博物館の入口）</p>
				<p>博物館にはジェームズ・ボンドやマタ・ハリ、ゾルゲなど著名なスパイのプロフィールや、スパイが使った様々な道具が展示されている。<br />無線機器から電子機器、これらを巧みに隠した腕時計やネクタイ、変装用かつらなども展示されていた。<br />また要人を殺害するために所有したピストルや小刀だけでなく、傘で殺害したスパイ道具なども展示されていて迫力がある。<br />日本にいたら、映像の世界でしか登場しない数々のスパイグッズばかりだ。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/8ninnja.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/8ninnja-300x225.gif" title="8ninnja" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4574" /></a>このなかに、日本の戦国時代に活躍したスパイとして「忍者」が紹介されているコーナーがあるのに思わず苦笑した。（写真左）<br />忍者ハットリくんも立派なスパイだったのだ。</p>
				<p>博物館には日本語の説明書があり、理解するのに大変役立った。<br /><br />日本で暗躍したソ連のスパイ、ゾルゲは日本の官憲に摘発されて処刑された事になっている。<br />ところがこの説明書にはそのように書かれていない。<br />「ゾルゲは絞首台から逃れることができたのか」<br />思わせぶりなタイトルで次のように記載されていた。<br />「ゾルゲが女好きであるという弱みを握った日本の官憲は、若くてかわいいダンサーを近づけ、ゾルゲがスパイであることをつかんで拘束した。しかしゾルゲは処刑されたのだろうか。<br />噂によるとゾルゲは、ソ連に拘束された日本のスパイと交換されて解放されたのでないかという。」<br />情報が情報を呼ぶ、いかにもスパイの世界のようなコメントで締められていた。<br /><br />ムーミン博物館からスパイ博物館、タンペレは小さな町にも拘わらず、いろいろな見どころがあった。<br />加えて湖に囲まれた素晴らしい景観とあわせ、今日観光都市としても脚光を浴びているという。<br />私は当地に２週間滞在した。<br />訪れた最初の日の７月２４日、都心の橋のふもとにあったナナカマドの実は、早くもうっすらと色づきはじめていたのにびっくりした。(写真下左)<br />タンペレを離れる８月８日、同じ場所のナナカマドの実は、ごらんのようにすっかり赤くなっていた。(写真下右) </p>
				<p>　　　 <a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/90e7dd53ae3c096737980fda577e2a911.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/90e7dd53ae3c096737980fda577e2a911-150x150.gif" title="9nanakamado①" width="150" height="150" class="alignnone size-thumbnail wp-image-4576" /></a><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/90e7dd53ae3c096737980fda577e2a91.gif"></a>　　　<a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/7c5d27b89e0df284992ab63d3055fc76.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/7c5d27b89e0df284992ab63d3055fc76-150x150.gif" title="10nanakamado②" width="150" height="150" class="alignnone size-thumbnail wp-image-4577" /></a><br /><br />札幌でナナカマドがこれくらい赤くなるのは１０月はじめで、季節は札幌より２カ月近く早い。<br />ことしのヨーロッパは異常な暑さだったというが、８月も半ばを過ぎるとタンペレの市民は長袖を着込んでいることだろう。　(完)</p>
				<p style="text-align: right;">札幌：望田武司</p>
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		<title>ザトウクジラ再び</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4559.html</link>
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		<pubDate>Sun, 22 Aug 2010 09:36:30 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[海外]]></category>
		<category><![CDATA[環境・自然]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				母子のザトウクジラ（ババウ諸島フンガ島沖）（カメラ故障でビデオで撮影したので画質がよくありません）
				ババウ諸島ホエールウォッチング
				今年もクジラを見にババウに行ってきました。去年は [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p style="text-align: center;"><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/kujira.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/kujira-300x168.gif" title="kujira" width="300" height="168" class="size-medium wp-image-4560  aligncenter" /></a>母子のザトウクジラ（ババウ諸島フンガ島沖）（カメラ故障でビデオで撮影したので画質がよくありません）</p>
				<p>ババウ諸島ホエールウォッチング</p>
				<p>今年もクジラを見にババウに行ってきました。去年はボートの周りに9頭と迫力あるオスグジラの戦いも見られましたが、残念ながら一緒に泳ぐことはできませんでした。<span id="more-4559"></span>トンガはタヒチと並んでクジラと泳げる世界でも数少ない海です。今年はホエールスイムに挑戦。しかし例年より水温が高く、ザトウクジラが来るのも2週間ほど遅れていて数も少ないそうです。ザトウクジラは南半球が夏の間南氷洋で過ごし、冬の7月の終わり頃からこのトンガの海にやってきて子育てをします。</p>
				<p>最初に遭遇したのは生後2週間ぐらいの子供を連れた母クジラ。クジラと泳ぐのは最初に発見した船に優先権があり、一度に泳げるのはガイドの他に4人まで。近づくのも側面から10mまでなど細かいガイドラインがあります。</p>
				<p>ウオッチングも決まった船しか認められていません。クジラを驚かさないようにシュノーケルで静かに海に入りクジラに近づきます。大きな母クジラの上を小さな子クジラが水面に漂うように泳いでいますが、まもなく2頭とも静かに海底に向かって泳いでいきました。</p>
				<p>クジラが呼吸のために再び海面に上がってくるまで15分から20分。クジラによってこれも違いがあるそうです。姿を現すのはかなり遠くのこともありトンガ人クルーの長年の感が物を言います。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/e16981f81dc458d6b7219535fe1af2aa.gif"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/e16981f81dc458d6b7219535fe1af2aa.gif" title="ｓｕｉｔｙｕｕkannsatu" width="194" height="118" class="alignleft size-full wp-image-4561" /></a>トンガでも昔はクジラを捕っていましたし、外国の捕鯨船の補給基地として南太平洋の島々が使われていました。しかし今ではトンガにとってクジラは貴重な観光資源です。ババウ周辺にはホエールウィッチングの船がかなり出ていて無線から日本人ガイドの声が聞こえてくる船も何艘かありました。この時期世界中から観光客がやってきます。</p>
				<p>私たちが次に見つけたのは海面で並んで寝ているオスメスの2頭のクジラ。そっと近づきますがたまにひれをゆっくり動かす程度でほとんど動きません。１０ｍ近くまでいって20分以上泳ぎながら観察できました。</p>
				<p>少しは動いて欲しいと思うくらいですが、近くをうろちょろする人間を気にもせず、悠々と寝ていました。もう一日クジラウォッチングをしましたが、この日はなかなか見つからず、遠くに潮吹きを見つけても動きが速くてすぐ潜ってしまい泳げません。こんな日ももちろんあります。最後の最後に宿のあるフンガラグーンの近くを行き来をする親子連れと少しだけ泳げました。</p>
				<p>このクジラウォッチング6時間ぐらい船の上で、サンドイッチ付き1人1万4?5千円です。ホエールウオッチングはババウだけでなく首都のあるトンガタプ島や他の島でもできますし、陸からもクジラが観察ができます。</p>
				<p style="text-align: right;">トンガ王国：安藤正浩<a href="http://www.ando-japan.com/">http://www.ando-japan.com</a></p>
]]></content:encoded>
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		<title>ドングリ。</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4552.html</link>
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		<pubDate>Sat, 21 Aug 2010 02:29:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[環境・自然]]></category>
		<category><![CDATA[過去のきょうの一枚]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				ドングリ                      by karen
				夏だと思っているのだけど、、、もうすぐ秋なのですね。。
				ドングリが実ってきました。。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/5eea6914c9a070c63c68ac37a6a2f600.jpg"></a>ドングリ<br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/5eea6914c9a070c63c68ac37a6a2f6001.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/5eea6914c9a070c63c68ac37a6a2f6001-150x150.jpg" title="5eea6914c9a070c63c68ac37a6a2f600" width="150" height="150" class="aligncenter size-thumbnail wp-image-4554" /></a>                      by karen</p>
				<p>夏だと思っているのだけど、、、<br />もうすぐ秋なのですね。。</p>
				<p>ドングリが実ってきました。。</p>
]]></content:encoded>
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	</item>
		<item>
		<title>森と湖のフィンランド（２）</title>
		<link>http://www.webreport.jp/4518.html</link>
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		<pubDate>Wed, 18 Aug 2010 06:02:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>kiyo7</dc:creator>
				<category><![CDATA[レジャー]]></category>
		<category><![CDATA[北国の便り]]></category>
		<category><![CDATA[海外]]></category>

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		<description><![CDATA[				
				～北極圏をまたぐ～フィンランドは南北に長く、北部はラップランドといわれている地方で、大半が北極圏に入る。トナカイとサンタクロースの本場である。私はある植物を求めてラップランドに行こうとしたら、コングレ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				
				<p><span style="color: #0000ff;">～北極圏をまたぐ～<br /></span><br />フィンランドは南北に長く、北部はラップランドといわれている地方で、大半が北極圏に入る。<br />トナカイとサンタクロースの本場である。<br />私はある植物を求めてラップランドに行こうとしたら、コングレス参加の女性陣から、「せっかくここまで来たのだから、私たちも北極圏に行きたい」という希望があり、結局女性5人を含む7人でラップランドを目指した。<span id="more-4518"></span><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/69e637dbcfefbfa8f6e45b75c5546e1e4.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/69e637dbcfefbfa8f6e45b75c5546e1e4-300x300.jpg" title="1ラップランド地図" width="300" height="300" class="alignright size-medium wp-image-4545" /></a><br /><span style="color: #0000ff;">　<a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/69e637dbcfefbfa8f6e45b75c5546e1e3.jpg"></a>＜　フィンランドの樹木　＞</span></p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/69e637dbcfefbfa8f6e45b75c5546e1e.jpg"></a><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/69e637dbcfefbfa8f6e45b75c5546e1e1.jpg"></a>目指すはラップランドの州都ロバニエミである。<br />ヘルシンキからざっと800キロ、ちょうど東京から青森に相当する。<br />町の郊外がちょうど北極圏の線上だ。</p>
				<p>私たちは週末を利用して夜行寝台列車で出発した。<br />フィンランドは人口の大半がヘルシンキを中心とした南部に集中しており、北に向えば向うほど人口は疎となる。<br />車窓から見る風景も、牧草地として切り開かれたところを除けば、まさに森と湖の原野だ。</p>
				<p> </p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/0533ee2e8ff16942b243a75278b081b1.jpg"></a><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/0533ee2e8ff16942b243a75278b081b12.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/0533ee2e8ff16942b243a75278b081b12-300x225.jpg" title="２赤松" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4528" /></a>今回の旅でフィンランドを縦に縦走したことになるが、車窓から見る森は圧倒的に<span style="color: #0000ff;">アカマツ</span>が多いのに気づく。（写真左：タンペレ郊外の森）<br />アカマツは北海道には自生しない。<br />本州から植えたものが、わずかに道南の国道沿いの街路樹と、札幌などに開拓者が故郷を想う望郷樹として植えたものが散見される。<br />ヨーロッパアカマツと言われるこの地域のアカマツは、フィンランドだけでなく、隣のスウェーエンやポーランドでも圧倒的に多かった。<br />落葉樹林と違って直立不動のアカマツ林は実に美しいが、同時に冷たさも感じる。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/34f97f69bbc054374d106a4f2cd7b8231.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/34f97f69bbc054374d106a4f2cd7b8231-300x225.jpg" title="3しだれ樺" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4529" /></a>ヨーロッパアカマツに次いで目立つのがシラカンバ（白樺）だ。<br />それも日本の高地で見られるシラカンバとは種類が違って、<span style="color: #0000ff;">シダレカンバ</span>と言われるものだ。<br />シダレヤナギとかシダレザクラは日本でもおなじみであるが、シダレカンバは北海道でもそうあちこちにはない。<br />ところが北欧ではシダレカンバが主流で、大木の枝がヤナギのように垂れ下がり、見事な樹形を作っている。（写真右：ロバニエミ住宅街のシダレカンバ）<br /><br />フィンランドはサウナの本場でもあるが、サウナに入った人が木の枝で体を叩いているのをよくテレビで見かける。<br />その叩いている枝がシダレカンバの枝だ。<br />枝で体を叩いて血行をよくし発汗を促すだけでなく、邪気を払うという古来からの慣習もあるという。<br />また新鮮でデリケートな香りを放ち、サウナに入った後数時間はその香りが残るという。<br />シダレカンバはフィンランドでは「聖樹」と言われ、都心部でも植栽されているのをみると、生活の中に溶け込んでいることがよくわかる。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/e9953bf3877592bd0c4633aa6760fb0d.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/e9953bf3877592bd0c4633aa6760fb0d-300x225.jpg" title="4ドイツトウヒ" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4532" /></a>北欧の森は概して木の種類がそれほど多くない。<br />フィンランドではマツが45%、（ヨーロッパ）トウヒが37%、シラカンバが15%、他の広葉樹が3%とどちらかと言ったら種類が少ない。</p>
				<p>２番目に多いトウヒは、枝から垂れ下がる葉が振袖のように広がっているのが特徴だ。<br />（写真左：タンペレ市内で）<br />日本では明治時代、鉄道防雪林として<span style="color: #0000ff;">ドイツトウヒ</span>という名前で北海道に導入された。<br /></p>
				<p>日本の中でも森林の多い北海道は、冷温帯性の広葉樹（ミズナラ・イタヤカエデ・シナノキ・ハルニレなど）と、亜寒帯性の針葉樹（エゾマツ・トドマツなど）が混じりあった<span style="color: #0000ff;">針広混合林</span>が主流である。<br />専門家によると、世界広しといえども針広混交林が<br />観察されるところは、北海道の他に北米の五大湖周辺と、バルト海沿岸だけだそうだ。<br />それだけに北海道で多様な樹木を観察していると、フィンランドの森はとても単調に見える。<br /><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/4a73f2bd3fed9ee1628551c16d8e3e55.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/4a73f2bd3fed9ee1628551c16d8e3e55-300x225.jpg" title="5北極圏" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4534" /></a></p>
				<p><span style="color: #0000ff;">　＜　北極圏入り<span style="color: #0000ff;">　</span></span><span style="color: #0000ff;">＞</span></p>
				<p>夜11時に立った列車は朝9時にはロバニエミに着いた。<br />気温は16度、暑かったタンペレとは空気が違う。<br />それでも地元の人は、今年の夏は暑いという。</p>
				<p>私たちはさっそくテーマパークの「サンタの村」に行った。<br />メルヘンチックな建物が並んでいる敷地に白線が1本ひかれていた。<br />白線には66°32′35“と書きこまれていた。(写真右)<br />「ここから北極圏ですよ」という白線である。<br /><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/e3f99dee6c8a428c88e95820ff2235e6.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/e3f99dee6c8a428c88e95820ff2235e6-300x225.jpg" title="6オーロラ" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4535" /></a>私たちはこの白線をまたいで、北極圏に入ったといって笑いあった。<br />北極圏は植村直己が防寒具を着こんでソリに乗っているだけではないと思った</p>
				<p>北極圏の自然の贈り物といえば、<span style="color: #0000ff;">オーロラ</span>である。<br />ただオーロラは冬に見られ、夏この時期には見ることはできない。<br />しかし、ロバニエミの郷土資料館に入ると、暗闇の中で寝転んでオーロラをみるコーナーがあり、私たちはこれでオーロラも堪能できたと喜んだ。（写真左）<br /><span style="color: #0000ff;"><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/abc65b7654d4c6cafd5721bab4dad78b.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/abc65b7654d4c6cafd5721bab4dad78b-300x225.jpg" title="7いちご" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4536" /></a>＜　ベリーの国　＞</span></p>
				<p>フィンランドでは７月に入ると市民はバケツを持って野山に入り、イチゴ摘みを楽しむ。<br />また、この時期タンペレでもヘルシンキでもそうだが、街角でイチゴを販売している店があちこちに並ぶ。</p>
				<p>ストロベリー・ラズベリー・ブルーベリー・グズベリーなど種類も豊富だ。<br />ツツジ科のコケモモやフサスグリなどの木の実も一緒に並んでいる。</p>
				<p>  その中にお目当ての<span style="color: #0000ff;">クラウドベリー</span>があった。<br />（写真ケースに入っている黄色いイチゴ）</p>
				<p><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/1587e439546d6cb4fed5848c0b976235.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/1587e439546d6cb4fed5848c0b976235-300x225.jpg" title="8ｸﾗｳﾄﾞﾍﾞﾘｰ" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4537" /></a>クラウドベリーはフィンランドではステータスの高いイチゴである。<br /><br />フィンランドの２ユーロ硬貨のモチーフにクラウドベリーが使われている。（写真左）<br />ただ食べると甘くなく、お世辞でもおいしいとは言えない。<br />それなのにステータスが高いのはなぜだろう。<br />地元の人はジャムに加工するか、ナマなら砂糖をかけて食べたり、ヨーグルトに混ぜて食べるという。</p>
				<p> </p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/91.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/91-225x300.jpg" title="9" width="225" height="300" class="alignright size-medium wp-image-4539" /></a>このクラウドベリーは雲がたなびくようなところの湿地帯に生え、そうあちこちにあるものではない。<br />多くのイチゴが赤いのに対し、クラウドベリーは赤みがかった黄色で見た眼、ベリーの王様にふさわしい風格はある。<br />（写真右：買い求めたクラウドベリーの絵葉書）</p>
				<p>ベリーに国境はない。<br />一昨年隣国のスウェーデンを訪れた時、私は毎日滞在先の湖畔を回ってクラウドベリーを探した。<br />残念ながら空振りだった。<br />３年越しの執念で、今年こそ本場の野山に生えるクラウドベリーを観察できるだろうと思った。<br />わざわざ野山を本格的に歩く道具をスーツケースに忍ばせてきた。<br />けど滞在先のタンペレの森では難しい、もっと北に行かなければということだった。<br />ラップランドなら間違いないだろうと思った。<br />しかしこれも軽装のご婦人と一緒では断念せざるを得なかった。<br />幸か不幸か、ロバニエミに着いて、インフォメーションセンターで尋ねたら、近くの野山はすでに地元の人がほとんど採って生えてない。<br /><br /><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/101.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/101-300x225.jpg" title="10" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4541" /></a>もっと遠い奥地に行かなければという説明に納得した。<br />滞在中テレビを見ていると、住民がクラウドベリー摘んでいる映像が何度も流されていた。</p>
				<p>ロバニエミでは、クラウドベリーがナマでもジャムでもふんだんに販売されていた。</p>
				<p>産地に近いためだろうか、タンペレより安い。<br />わたしは植物仲間のお土産にしようと買い物籠に瓶詰のジャムを１０個ほどいれた。<br />それに気づいた家内が「何を考えているの。こんな重たいものを」といって、籠から取り出し棚に返してしまった。<br />クラウドベリーの存在を教えてくれた専門家などに最低の３個買った。<br /><br />変圧器の鉄の塊のように重いものが３つも加わったためだろうか、帰路スーツケースの４個ある車輪の１個が回らなくなって難儀した。<br />１０個なら別便で送ろうと思ったが、３個ならばとスーツケースの中に入れてしまったのが間違いだった。</p>
				<p>　<span style="color: #0000ff;">＜　探し求めたクラウドベリー<span style="color: #0000ff;">　</span></span><span style="color: #0000ff;">＞</span></p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/29a17fa6a980b5c15d765f13c33a438b.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/29a17fa6a980b5c15d765f13c33a438b-300x225.jpg" title="11ホロムイイチゴ" width="300" height="225" class="alignright size-medium wp-image-4542" /></a>実はクラウドベリーは日本にもある。<br />和名は<span style="color: #0000ff;">ホロムイイチゴ</span>である。<br />岩見沢市の幌向（ほろむい）地区で初めて発見された。<br />率直に言っておいしくないものだから、多くの人はそれ程の興味を示さない。<br />野生のイチゴで一番おいしいのはエビガライチゴだ。</p>
				<p>ことしの初夏稚内に近いサロベツ湿原の木道わきで、ホロムイイチゴを観察した。（写真右：10.7.2）<br />すでに白い花は終わって、実ができていた。<br />後２週間もすれば黄色く色づくという時期だった。<br />よし今夏のフィンランドの旅では、絶対に自然に生えているクラウドベリーを探すぞと思ったものだ。</p>
				<p><a href="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/12kuraudoberi-.jpg"><img src="http://www.webreport.jp/wp-content/uploads/12kuraudoberi--300x225.jpg" title="12kuraudoberi-" width="300" height="225" class="alignleft size-medium wp-image-4543" /></a>ここに１枚の写真がある。</p>
				<p>一昨年、スウェーデン中部の小都市レクサンドに滞在したとき、クラウドベリーを求めて湖畔を南に北に歩き回った。<br />収穫ゼロの私をみて、ホテルの従業員がプレゼントしてくれたものだ。<br />知人に頼んで山に行って採ってきてもらったものだという。<br />私はコップの中に一輪ざしにしてベッドのそばにおいて毎日眺めていた。</p>
				<p>５日後、黄色い実はぽとりと落ちてしまった。<br />当たり前のことだが、ナマモノだったことに改めて気づいた。</p>
				<p style="text-align: left;">クラウドベリー、実を構成している粒の大きさといい、色艶といい、そして形のよい葉といい、クラウドベリーが「ベリーの王様」だというのもうなずける。（つづく）</p>
				<p style="text-align: right;">札幌：望田武司</p>
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