夏のニセコ(下)

夏の神仙沼は別の顔を持っていた。
豪雪と強風による厳しい自然でなく、これまで見たことがない柔らかな神仙沼があった。
なぜこんなに印象が変わったのだろう。
それは水面を覆っている水草が大きく影響しているのに、間もなく気づいた。
水草にもいろいろあるが、神仙沼に生えているのは主にミツガシワである。
ミツガシワが広く繁茂して、水面を支配していた。
また向こう岸からも勢力を伸ばし、沼全体の半分以上がミツガシワに覆われている状況になっていた。(写真右) (続きを読む…)

夏のニセコ(上)

「ニセコ」というと何を連想するだろうか。
やはりスキーと温泉だろうか。
とく雪質のよいパウダースキーが楽しめるスキー場のあるリゾート地として、国内だけでなく、オーストラリア資本が進出する異色の地となった。

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森と湖の国フィンランド(3)

 ~夢と厳しい現実の展示物~

北国の夏は短い。
気温がもっとも高いのは7月下旬で、8月に入ると早や秋風が忍び寄る。
私たちがタンペレを訪れたのはこの暑いときで、都心の緑が一番濃くなっている時期でもある。
街を歩くとその緑の街路樹が、ほとんど同じ種類の木であるのに気づく。

セイヨウボダイジュ、日本で言うシナノキの仲間だ。
とくに10丁ほどある札幌の大通公園のような通りを、早朝端から端まで歩いてみたが、両サイドの街路樹はすべてボダイジュで、見事な景観をなしていた。(写真右)

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森と湖のフィンランド(2)

~北極圏をまたぐ~

フィンランドは南北に長く、北部はラップランドといわれている地方で、大半が北極圏に入る。
トナカイとサンタクロースの本場である。
私はある植物を求めてラップランドに行こうとしたら、コングレス参加の女性陣から、「せっかくここまで来たのだから、私たちも北極圏に行きたい」という希望があり、結局女性5人を含む7人でラップランドを目指した。

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森と湖の国フィンランド(1)

 フィンランドの首都ヘルシンキから北西にほぼ200キロ、タンペレという地方都市がある。

人口18万人、それでもフィンランド第2の都市であったが、最近ヘルシンキ郊外の衛星都市に抜かれて3番目になったらしい。

この地で7月下旬からイベント(ヨーロッパ碁コングレス)があり、2週間余り滞在した。

期間中は碁を打って国際親善に寄与するが、休日や公式対局11局の空いた時間を活用して観光・趣味の自然観察とフィンランドを見て回った。 

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