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もうそろそろズバッと本丸に斬り込んだらどうか。 [だから,今日より明日(教育)]
最近忙しくて,ブログが更新できません。
しかし,全国学力テストの結果が公表されたり,中教審が新しい学習指導要領の方針を発表したり,やはり,教育行政の問題がニュースになり,またこれらは教育基本法「改定」や教育再生会議,安倍流「教育再生」と関係してるので,短くても書かねばなるまい,と思って筆をとりました。
まず,全国学力テスト。
国語算数とも,基礎的知識を問う設問については大体良くできているが,応用力・問題解決能力等を問う設問については少し正答率が悪い。だそうです。正直言って…まあ誰も予想した通りくらいの話だし,そりゃそうでしょーという感じです。
神戸新聞で,苅谷剛彦さん(教育社会学,東京大学教授)が「解像度の低い」テストと厳しく指摘されていましたが,苅谷さんの指摘はあたっているんじゃないかな,と思います。
テストの結果公表は,文科省発表 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/index.htm がなされています。
もちろん,教育施策を考える上で,現状把握・検証は必要なわけです。だから,学力調査をすることは悪い事じゃないし必要。
でも,全国一斉テストの場合は数十億円かかるらしいし,また全ての現場に大きな負担になる。おまけに,試験を受ける子どもにとっては「間違い直し」をして勉強する機会もないテスト。
それで分かるのがこの程度のことなら,やっぱりこの学力調査の方法は効率が悪いんじゃないの?と思います。
その点,苅谷さんは,「一斉で同じ設問でこれをやるのではなくて,抽出調査(つまり,例えば無作為に抽出した一定数の学校での調査)で,しかも,並行して,色んな種類のテストを実施して,もっと各現場に負担の少ないやり方で,かつ,色んな角度から現在のわが国の生徒の学力を分析できる『解像度』の高い学力調査をするのがいい。」という意味のことを言われていました(神戸新聞)。
本当にそうだと思います。そうすれば,全国一斉に同じ問題でやるときに懸念される,学校の「序列化」,子どもの「序列化」という弊害もなく,もっともっと「解像度」の高い学力分析が出来る。やっぱ,苅谷さんは頭いいや,と思いました(私は,苅谷さんの書いておられる本を読んだ中では,あんまり好きじゃないものもありますが)。
神戸:村上英樹 弁護士村上英樹のブログ
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