日本Webリポート&ニュース

2007-01-27 (土)

北京あんなことやらこんなことやら(7)

~辛さか塩気か、それが問題だ~

会社勤めの現役時代、休みの日にたま~にソーメンを作ることがある程度で、料理を作った経験がほとんど無い“とんびがクルリ”。単身で北京での生活を始めるに当って、一番の心配は食生活であった。脂っこい中華料理は1週間も食べ続ければ飽きて、あっさりした日本料理が食べたくなることは間違いない!

―中関村のレストラン―
(画像はクリックすると大へ)
7-120838C83X83g83898393.jpg このため退職してから北京に来るまでの短い間に、慌ててカミさんから味噌汁の作り方やカボチャの煮つけなど簡単な料理を習い、料理教室にも通ったが、簡単に身につくほど料理の世界は甘くない。ところがこちらに来てまもなく1年、事態は「想定外」と言えるほど順調で、体重が3キロ以上も太ってしまうという思いがけない展開に。

 


こんな風になった一番の理由は、中国のレストランでは「打包(ダアバオ)」という、食べ残した料理を持ち帰ることが出来る習慣があることに尽きる。残りものばかりでなく、注文した料理をそのまま持ち帰ることも出来るので、「打包」を繰り返し、それを小分けにして冷凍しておき、解凍して食べる。それに味噌汁か或いは野菜を材料にした鍋物を作れば、これで“とんび”の食生活は基本的にOK。ただし東京より暑い夏でも鍋物であったが。この「打包」、店によってはスープも持ち帰ることが出来るし、鍋物料理で残ってしまった材料の生野菜についても、試しに「ダアバオ」と言って見たら、気持ちよく持ち帰らせてくれるではないか!

 

―ビール込みで約40元(600円)―
7-2 料理.JPG 考えてみれば、中華料理というのは3人以上が一緒になって食べるように出来ている。ひとつの料理は、大皿に3人分ぐらい盛られてくる。従って3人で3つか4つの料理を注文すれば、量も十分、料金も安くつく。ところが一人の場合、倹約しておかずを2種類に絞っても、半分以上は余ってしまうことになる。


勿論中国にも、昼食時ならば、自分の好きなおかずを何種類か注文して、お盆のような大きい皿に盛って食べるランチはあるが、どうもこの盛り合わせの料理は、普通に注文するものより味が劣るような気がするし、夜やっている所はほとんど無い。そうなると頼りになるのは、やはり「打包」である。

 

―打包してくれる服務員―
7-3 打包 1.JPG「打包」で割安な食生活を確保できるようになると、次は味の問題である。中国のレストランでは、「味付けはどうしますか?」と聞いてくれる店もある。それに対して最初の頃は、「辛いものも、塩気の強いものもダメ」と言って注文をしていたが、辛さを抑えようとすると、その分塩気が強くなっていることに気がついた。中国人コックさんには、辛さも塩気も抑えて日本人に合う淡白な味を作る人など極めて少ない事は間違いない!ならば「辛さ」と「塩気」を比べてどちらが我慢できるのかという選択を迫られる事になったのだが、結論は「辛さはまだいい。塩気の強いのはアカ~ン」であった。

この問題は、日本式レトルトカレーの味についても言える。味の素とハウス食品が上海に設立した合弁会社が販売しているカレーで、私が最初に買ったのは、一番辛くない「小辣」であったが、中国人向けの味にしているためであろう、塩気がかなり強い。これはアカン!と暫らくは買わなかったが、食生活に少しは変化を持たせないとシンドイので、試しに「中辣」を買ってみたところ、塩気は気になるほどではない。辛いものには塩気が少ないことが判明した。

 

―打包、出来上がり!―
7-4 打包 2.JPGさて「打包」の他には、日中の合弁会社が生産した、料金は割高だが味の美味しいお米を買い、近くには納豆や昆布の佃煮などを売っているスーパーもあるので、時には日本食を買い込む。また料金は高いが、たまには日本料理店にも行って気分転換をする。私が住む北京市北西部の中関村は、日本大使館がある市東部の朝陽区などに比べると在留邦人はそれほど多くないはずだが、日本料理店は結構ある。

 

―日本料理店―
7-52093FA967B97BF979D93X.jpg話は少し逸れるが、ある日本料理店は、味はとても美味しいのだが、この店は中国人客を対象にしているなということが、トイレに入ると良く分かる。男子トイレには小便用が3つ、大便用が1つあるが、大便用のところに全く囲いがないのである。幸い私が入った時には他の人とぶつからずに済んだが、小便の用を足すために入ったとしても、その光景に出くわしたら、日本人ならすぐに出てきてしまうのではないだろうか。 塩気の問題は、日本料理店でも問題となる。私が時々行く中国人を主な客層にしている日本料理店の味は、どうしても味が少し塩辛い。では何処もそうかと聞かれると、それほどあちこちの日本料理店に行っている訳ではないので、「間違いない!」と断定することは出来ないのだが。

 

北京:とんびがクルリ

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