日本Webリポート&ニュース
教育改革で大切なもの
来年1月に行われる大学入試センター試験の出願が13日締め切られ、
これから約半年にわたる大学入試シーズンが幕を開けました。
教育業界、それも主に高校生を対象に仕事をしている私にとって
この季節は、彼らと一緒に並走している気持ちです。
毎日のようにニュースで取り上げられるように、
教育環境の変化は激しい。
また、安倍政権になってさらに世間の「教育」に対する関心も 高まっているようですね。
ただ、やっぱり思うのは、当事者である「子どもたち」を抜きには 改革なんて何もできないということ。
そして、現場を見ずして解決法など何も生まれないということ。
大学全入時代とはいっても、浪人してでも入りたいという一部の 人気大と、
定員充足率が50%にも満たず経営状態も危ない多くの私立大とに 二極化されている状態。
確かに以前に比べると競争は緩和されましたが、
そうなるとますます生徒にとって「大学へ行くということ」の 再定義が必要になります。
「目標が持てない」「将来何をしたいかわからない」
私も直接耳にするこの声に対して、
社会や先生や親はどう向き合うのか。
「研究設備」だったり「特許出願数」だったり、
偏差値以外の視点で大学を見る目を養う教育も、
新たに必要になってくるでしょう。
私は安倍首相の国公立大学9月入学は条件つきで賛成です。
でも、それは「世界の大体の学校が9月だから」でも
「ボランティア活動をやってもらう」ことに賛同しているわけでもなく・・・
毎年、真冬の入試シーズンにつきものの、インフルエンザや風邪や 大雪などのせいで、万全な状態で試験に臨めず、涙を流す学生を 見ているから。
もし9月入学で、気候が穏やかな季節に試験ができるのなら、
それはいいことじゃないかと短絡的かもしれないけれど、
思ってしまうんです。
あとは、中学・高校と本当に忙しい
(ゆとり教育の穴埋めで近頃の生徒は夏休みも土曜日もない)
毎日を送ってきた生徒に、
読書とかスポーツとかアルバイトとか海外旅行とかする時間
(何もせずにぼーっとする時間だっていいかもしれない)を
大学入学前に持つことも意味があるのではないかと思うから。
いずれにせよ、当事者である彼らがどんな毎日を送っていて、
どんなことを考えているのかを知ろうとすること、
彼らの10年後の幸せを考えようとすること。
テーマや会議やそのメンバーの目新しさだけでなく、
それらが重視される議論であってほしいなぁと思います。
もちろん私たち社会全体も。
神奈川県:梨の花
<関連記事>
- Comments: 0




