日本Webリポート&ニュース

2010-08-22 (日)

ザトウクジラ再び

母子のザトウクジラ(ババウ諸島フンガ島沖)(カメラ故障でビデオで撮影したので画質がよくありません)

ババウ諸島ホエールウォッチング

今年もクジラを見にババウに行ってきました。去年はボートの周りに9頭と迫力あるオスグジラの戦いも見られましたが、残念ながら一緒に泳ぐことはできませんでした。

トンガはタヒチと並んでクジラと泳げる世界でも数少ない海です。今年はホエールスイムに挑戦。しかし例年より水温が高く、ザトウクジラが来るのも2週間ほど遅れていて数も少ないそうです。ザトウクジラは南半球が夏の間南氷洋で過ごし、冬の7月の終わり頃からこのトンガの海にやってきて子育てをします。

最初に遭遇したのは生後2週間ぐらいの子供を連れた母クジラ。クジラと泳ぐのは最初に発見した船に優先権があり、一度に泳げるのはガイドの他に4人まで。近づくのも側面から10mまでなど細かいガイドラインがあります。

ウオッチングも決まった船しか認められていません。クジラを驚かさないようにシュノーケルで静かに海に入りクジラに近づきます。大きな母クジラの上を小さな子クジラが水面に漂うように泳いでいますが、まもなく2頭とも静かに海底に向かって泳いでいきました。

クジラが呼吸のために再び海面に上がってくるまで15分から20分。クジラによってこれも違いがあるそうです。姿を現すのはかなり遠くのこともありトンガ人クルーの長年の感が物を言います。

トンガでも昔はクジラを捕っていましたし、外国の捕鯨船の補給基地として南太平洋の島々が使われていました。しかし今ではトンガにとってクジラは貴重な観光資源です。ババウ周辺にはホエールウィッチングの船がかなり出ていて無線から日本人ガイドの声が聞こえてくる船も何艘かありました。この時期世界中から観光客がやってきます。

私たちが次に見つけたのは海面で並んで寝ているオスメスの2頭のクジラ。そっと近づきますがたまにひれをゆっくり動かす程度でほとんど動きません。10m近くまでいって20分以上泳ぎながら観察できました。

少しは動いて欲しいと思うくらいですが、近くをうろちょろする人間を気にもせず、悠々と寝ていました。もう一日クジラウォッチングをしましたが、この日はなかなか見つからず、遠くに潮吹きを見つけても動きが速くてすぐ潜ってしまい泳げません。こんな日ももちろんあります。最後の最後に宿のあるフンガラグーンの近くを行き来をする親子連れと少しだけ泳げました。

このクジラウォッチング6時間ぐらい船の上で、サンドイッチ付き1人1万4?5千円です。ホエールウオッチングはババウだけでなく首都のあるトンガタプ島や他の島でもできますし、陸からもクジラが観察ができます。

トンガ王国:安藤正浩http://www.ando-japan.com

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