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トンガ通信:日曜日はダメよ!
敬虔なキリスト教国のトンガ。日曜日はsabbath =安息日です。国の憲法にも安息日は神聖を保つべきという規定があります。安息日には法律で許可された者をのぞいて取引や仕事、商業的な行為をすることが禁止されています。
この日に行われた合意や証言は無効で法的な効力を持たないと書かれています。公共の場での秩序法(?)では、安息日には公共の場、つまり建物、広場、道路、波止場などで仕事をしてはいけない。
物やサービスを売り買いしてはいけない。建設、庭仕事、農業に従事してはいけない。不要な騒音を出してはいけない。遊び、スポーツ、ダンス、釣りなどをしてはいけない。違反した者は100 パアンガ以下の罰金または6 ヶ月以下の懲役、あるいはその両方と書かれています。
法律で例外とされているのは、旅行客と許可を受けた観光施設。パン屋さん。そして我がテレビ局も日曜の礼拝を取材して放映するので仕事をしていいことになっています。それ以外は飛行機を初めとするバス、タクシーなどの交通機関もお休み。(タクシーは許可を得て営業しているところがあります。)
24 時間営業に近いファレコロア(コンビニ)も土曜日の24 時から月曜日の午前0 時まで店を閉めます。もっとも裏口から行くと売ってくれる店もあるようですが。表通りも昼間から車もまばらで教会へ行く人以外は歩行者もなくがらんとしています。
トンガ人は何をしているかというと、朝起きてウム料理の用意。ウムは庭の穴でバナナやタロイモの葉っぱでくるんだココナツ味の肉や魚、そして芋などを蒸す料理です。準備の後は教会へ。教会から帰ってきてみんなでウムを食べて、あとはごろごろして眠ったり、まったりした時間を過ごしているようです。
もっとも教会は早朝、午前中、午後、夜と一日に何回も礼拝の時間があり、あちこちから鐘の音や賛美歌を歌う声が聞こえてきます。厳格な安息日法ですが、観光を産業の一つにしようとしているこの国にとって日曜日に飛行機も飛ばないというのは致命的だと言う声もあります。
先日は政府主催の国際会議が離島であり、土曜日に気候の関係で飛行機が飛ばなかったため、日曜日に替わりの便が許可された事がありました。でも通常は日曜日の代替フライトは許可されません。
この何とも不便に見える日曜日ですが、なれてしまうと何もしないで本を読んだりしてのんびり過ごすのは結構いいものです。本当は洗濯も禁止らしいのですが(どの法律に書かれているか判りませんでした)
もっぱら午前中に洗濯と掃除をして、午後はのんびりパソコンに向かったりしています。日本のように日曜日も行事、イベントがあったり、あくせくとレジャーにいったりというのは今では考えるだけで疲れてしまいます。
トンガ王国:安藤正浩http://www.ando-japan.com
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