日本Webリポート&ニュース

2008-07-13 (日)

小麦の栽培⑧

前回のレポートで農家の方が農協(?)へ出す小麦の買い取り価格についてお話しました。
成分などで格付けして、飼料用は1㌔8円とお話しましたが、それは訂正します。
いろいろな数値を見て1級品と2級品に分けられ、1級品は1㌔8円、2級品は1㌔2円なのだそうです。いずれにしろ、私達の感覚から言えば、とても安い値段ですよね。

私達がいつも買っている1㌔200円とかの小麦粉はどこで何がどうなって、その値段になるのでしょうか?
転作の奨励金との兼ね合いとか、いろいろな要素が絡んでくるのでしょうが 良く判りません。

米余りを何とかしようということで、転作の奨励金を出して、小麦、大豆を作ってもらおうと政府もかなりお金を使って、頑張っているんでしょうが・・・。小麦はもともと湿気に弱い作物で、日本の梅雨のある季節に丁度取入れをする気候では、うまく作れないらしい。収量もヨーロッパの半分くらい。病気も出やすいので薬も使わないといけない。
しかも、もともと田んぼだったところに作るわけですから、ますます条件が悪くなるわけです。
 
では余る米を減らし、足らない小麦を作るにはどうすれば良いのか?
知れば知るほど、考えれば考えるほど、複雑な問題です。
私の思考範囲には入りきらないみたい。
ん~…………
 
写真1.JPGとりあえず、うちの小麦は、今乾燥中。
なかなか終わらない梅雨の合間を縫ってベランダに広げています。
小麦をカビを生えさせないで保存するには水分量を10,5%~11,5%くらいまでしっかり乾かします。

生乾きだと製粉機にかけても、機械の中で張り付いてしまって、うまく粉になりません。
小麦の水分量は、農家の方は握ってみれば大体わかるというけれど、私には全然わからないので、お米屋さんに専用の器具で計ってもらいます。

なかなか10%という数字までしっかり乾かすのは大変です。
去年は不精して部屋に広げて、乾燥機をかけて何日か放っておいたら、蛾がどこからかやってきて虫がわいてしまいました。(虫というのは胚芽の部分だけを食べるということをそのとき知りました。そこが一番栄養があるからでしょうね。)

だから、晴れた日にパッと干してサッと乾かして速やかにしまわなければなりません。
一旦乾いてしまえば、しまった状態では再び湿ってしまうと言う事はそれほど無いということです。
小麦は秋になるまで寝かせた方がおいしくなる。

夏を越して発芽の準備が整うと小麦の中の成分が変化するんだって。
ベランダに乾かすとまた鳩やすずめがやってきて、しっかり鳥の足跡がついています。
網をかけるのも一手間であります。
 
写真2.JPG細かく見てみると種がしっかり大きくなかったり、籾がうまく取れていないところもあります。
日程の都合で、少し刈り取りを急ぎ過ぎたせいかしら。

私の麦は間違いなく2級品でしょうねぇ…
でも、やっぱり一生懸命作った大事な大事な小麦なので、最後までしっかり面倒見て今年も全粒粉でふすままで食べようと思っています。
 
前にヨーロッパのパンは白いのは一般的でない、と書きましたが、先日朝日新聞におおしろい記事が載っていました。
食物繊維が脳梗塞や糖尿病の予防に役立つといわれているが、野菜の食物繊維ではそれほどはっきりとした効果はなく、穀物の食物繊維のほうが格段にその働きがあるというのです。

それでヨーロッパでは小麦を全粒粉で食べるのを奨励しているのだとか。
玄米が健康にいいと言うのはみなの認めるところでしょうが、小麦粉といえば真っ白い粉を思い浮かべるというのも少し偏っているとは言えませんか?

実際に小麦を挽いてみるとどれだけふすまの割合が多いのかがわかります。
米の場合は糠の割合はせいぜい10%位でしょうが、小麦の場合は小麦粉にふすまがかなり混ざっている状態でも取り分けた大粒のふすまは20%~30%位。
真っ白の小麦粉を作るためには小麦のどのくらいの割合が使えるのでしょうか。
 
ただ玄米と同じく、ふすまの入ったパンやうどんは真っ白なものに比べれば味が落ちるというのも事実かもしれません。
今年は全粒の中力粉をおいしく食べられる料理を、いろいろ探して行きたいと思っているところです。

千葉:BUNKO

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この記事に投稿されたコメント

:「やってみました。小麦の栽培」を読ませていただきました。私も今年から小麦の栽培を始めようと種やさんに種を8月に注文し、昨日、入りましたと連絡を受けたところです。85歳の母と私の2人で楽しんで畑仕事をしております。私たちも千葉に住んでおりますので出来ましたら栽培のお手伝いか、見学をさせていただかればと思っております。連絡をいただければ嬉しいです。因みに小麦の種は今年1キロ2200円と連絡を受けました。

11月 20, 2008 11:52 am : 小松 きん湖

コメント拝見しました。
私の記事を読んでいただいてありがとうございました。
小麦を作って楽しむ人が増えるのはとっても嬉しいです。
小麦粉では本当にいろいろなことができて生活が豊かになったような気になりますものね。
私が小麦をうえている場所はせいぜい12,3坪という所ですし、まだ3年目ですのでお教えできるようなこともありませんが、メールでお答えするくらいのことはいつでもできますのでいつでもどうぞ。
私は今年は11月の17日に種を蒔きました。
今が蒔き時で、11月の下旬までには蒔いてしまった方がいいと思います。
2週間前に少し強めに石灰をまいて、1週間前に普通の作物と同じくらいに堆肥と化成肥料を入れました。
芽が出始める頃の防鳥網は必需品です。
しないと絶対といっていいほど食べられてしまいます。お気をつけください。
小松さんの種は中力粉種でしょうか?
私は去年と同じ農林61号と現代農業という雑誌で知った方に送ってもらったどんな種類か分からない種とを蒔きました。
収穫が今から楽しみです。
では小松さんも頑張ってくださいね。
                千葉:BUNKO

11月 20, 2008 12:10 pm : 千葉:BUNKO

千葉:BUNKO様
お返事ありがとうございます。今日お返事をいただいていることに気づきました。私は農林61号を11月24日に数時間水に浸けておいてから1回目の種まきをしました。芽がでるまで1週間以上かかりましたが2週間目には芽が出揃いました。種を全部蒔ききれなかった為、その後、12月7日、10日と2回に分けて水に浸けずに蒔きましたが、まだ芽がでそうにありません。多分蒔く時期が遅かったので駄目かも?何事も経験と思い頑張ります。よろしくお願いいたします。

12月 13, 2008 9:19 pm : 千葉:K.K

千葉BUNKO様
小麦栽培を楽しく読みました。記録に残すご努力に敬服いたします。これから農林61号を栽培する予定なので、石灰を多めに撒くほかに注意点はどんなものがありますか? 
質問①パラパラ撒きとは筋蒔きですか? 点撒きですか?
質問②追肥は全くいらないですか?
質問③播種後に藁とか不織布などの覆いは不要ですか?

10月 1, 2009 11:26 am : 四日克彦

実は私もすごい初心者で独りよがりにやっているので本当のやり方というわけではありませんが、私の方法ではこうです。ということでお答えします。
①種は私は筋蒔きにしています。が、つい蒔き過ぎてしまうので点蒔きのほうがいいのかな?
②追肥は、4月になって苗が40センチくらいに伸びたときに葉っぱの色を見て濃い緑色をしていないようなら化成肥料を足します。
③種を蒔いた後、芽が出るころに鳥がやってきて柔らかくなった麦を全部食べてしまうので、種まき後の防鳥網は必ず必要です。しっかり芽が出てしまえば網はとっても構いません。
こんな答えでよかったですか?
あれからも私は小麦を作り続けています。
今年は麦が倒れてしまって散々でした。
雨が多かったり、肥やしが強すぎたり、密植しすぎたりすると収穫前に麦が倒れてしまってうまく黄金色にならず、そのままそこで芽が出てしまうこともあるようです。
餌にもならないようなガサガサの麦ですが、何とか粉にして大事にパンにして食べようと思っています。
作ってみて何かわかったことがあったらおしえてください。
私も一年一年勉強しながらやっています。
  

10月 5, 2009 9:01 am : 千葉:BUNKO

私は、栽培されてる麦を今日頂きました。収穫から5日たったものだったので湿気があり赤カビが発生してました。赤カビさえ取り除けば使用できるのでしょうか?あと、天日干しは、今から何ヶ月ぐらいすれば良いですか・
教えてもらいたいです

7月 5, 2011 8:00 pm : おんりーパン

おんりーパンさんへ
すみません。カビについては分かりません。

天日干しは私は3~4週間くらいやっています。カンカン照りの日が続けば10日くらいでいいのかも知れません。
この頃はちょっと大きなホームセンターで売っているコンバインハーベスターという袋に入れてそのまま乾かしています。雨の日は室内で除湿機にかけています。
それで今まではうちの製粉機で粉に出来ています。
正確には水分量を測る機器で10,5~11,5%ということです。その機械はお米屋さんにおいてあるかもしれません。近くのお米屋さんに聞いてみてはいかがでしょう?

毎年いろいろ気象条件が違うので一年一年勉強です。
ゆっくり楽しんでやっています。
おんりーパンさんもうまく出来るといいですね。

7月 8, 2011 5:28 pm : BUNKO

返答ありがとうございます。赤カビを取り除きながら干していましたが

あまりにも多い赤カビにびっくりと疲れを感じました。

来年、再チャレンジする決断をしました。次回は、刈り取りしたら

カビが発生しないうちに麦を頂きに行こうと思います。

やってみて、わかることがありますね。来年を楽しみにしてます。

8月 13, 2011 8:27 pm : おんりーパン

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