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小麦の栽培⑦
酒井根(さかいね)・下田(しただ)の森の小麦の脱穀・籾摺りは6月15日に行われたそうです。
日程が合わずに私がその写真を取ることができませんでしたが、協議会のメンバーの方が撮ったものをお借りできましたのでその写真をお見せします。
ところで、この公園は地主さんから借りているのではなく、すでに平成11年から市の所有物となっているそうです。一部以前の所有者の物のままのところはあるものの、将来は市に移管することになっているそうです。
この公園のホームページは現在お休みになっていますが、近くにある麗澤中学校の『とこしべ』という校内紙第78号の周辺エッセイというコーナーに詳しく紹介されていますので、ご覧になりたい方はアクセスしてみてください。
上の写真は足踏み脱穀機です。足でペダルを踏んで中のローラーを回し、風を送ってもみを飛ばします。
うまくやるのにはなかなかコツがいりそうです。
右の写真は唐箕(とうみ)。ちょっとからくりは分かりませんがこれも人力で動きます。電力とかは使いません。
これで籾が取れて、中の小麦の実だけになります。
機械を使わない原始時代製法を経験した協議会のメンバーのかたが、しみじみと「この機械ができた時は、きっとみんな感激したでしょうねぇ。」とおっしゃったのが実感がこもっていて、さもありなんと納得したことでした。
私の畑では少し遅く蒔いたからでしょう、この時はまだ少し緑の葉が残っている状態でした。
小麦の刈り取りは、緑色の部分が、全部しっかりなくなった状態になるといいのだそうです。
でも、実は6月の後半は私自身が少し忙しくなりそうだったので、まだ少し早いかなと思ったのですが、天気の様子も見て、6月18日に麦刈りを決行。
丁度その日、農家のかたの麦刈りも終わるというので、コンバインをしまう前に、ついでに私の分もお願いすることにしました。
左の写真が1400万もするコンバイン、いろんな機能をつけるためにはまた部品も付け加えるのですが、その部品がまた高いんだそうで、便利ではあるけれど、これを使うというのも本当に大変なことのようです。
私のは、ほかの野菜のために使うわらを取っておいて欲しいので、それもお願いしました。
下の写真は私の麦をやってもらっているところ。
どんどんやってもらって、軽のバンのうしろに半分くらいあった麦をやり終わるまで、せいぜい15分くらいというところでしたか?
家に帰って計ってみると、今回の収穫は18キロ、去年の5分の3、ちょっと少な過ぎるかな?
作付け面積自体も去年より少し少なかったし、鳥にも食べられたし、麦刈りがちょっと早かったのもあるのでしょうね。
収量を上げるのには、経験や、肥料や、随分いろんな要素が関係してくるのだろうと思います。
麦つくりの難しさを、しっかりと感じました。
籾すりの後、農家の方のお話を伺いました。
これが本当にびっくり。なんかおかしい。
世界中で食料の値段が上がっているので小麦を作っている農家のかたも少しホッとできるのかと思っていましたが、全然そうではないらしいのです。
国内では政府の米の減反政策の一環で小麦を作るときに1反いくらの補助が出ます。大豆なんかもそうらしいですね。
ところができた小麦のうまい流通ルートが確立されていないのか、政策自体がうまく機能していないのか、何が原因なのか私には分かりません。
とにかくひどい状態みたい。
まず、グルテンの含有量とか、いろんな数値で小麦の品質が問題になります。
国内で人間様が食べる用に使われるのは、群馬県産と、北海道産だけだとか…
後は飼料用に回される。
ここの農家では1㌔300円で小麦の種を購入して、できた小麦は1㌔たったの8円なんですって!!
勿論、できた小麦は私の畑のものよりずっといいものです。
私は自分の小麦を大切に大切に使ってとてもおいしいと思っているけど、それよりよっぽどいいものが市場では正当な値段で売れないんですよね。
それにしても、この間酪農家の方がテレビで話していたんですけど、「飼料が高騰してとても酪農を続けていけない。」って。
1㌔8円でも輸入品にはかなわないってことなのかな?
何がなんだか分からないけど、とにかく
「その値段では運送費も出ないので売ることもできない。
政府からの補助金も経費に消えてしまうし、何の儲けもない。
(いや、ひょっとすると作るだけマイナス?)
小麦を作るということは、ただ、畑を休ませないようにするだけだ。
こんな状態で農家を継ごうとする者は誰もいない。」
農家のかたは本当に困っているように、そうおっしゃってました。
単純な私メは、え~っ!! 何とかならないの~!! と思うのですが…。
それでも政府の偉い人は、一生懸命考えてやっていることなのでしょうねぇ…。
私一人が「何かできることは?」なんて考えてもしかたがないので、「一生懸命お宅のお米をいただきます!」とだけお約束してすごすごと帰ってきました。
本当にこの国の食を守るために、私達にできることは何かないものでしょうか。
一つにはそういう農業の実態をみんなが知ることだと思うんです。
知ったからといって何が変わるということではないけれども、やっぱりみんながちゃんと知っているのが大切なんだと思うのです。
というわけで、今日は一生懸命書いてしまい、ちょっと長くなってしまいました。
これからは、梅雨の合間を縫って小麦を乾燥するという、ずぼらな私にとっての、一番の厄介な大仕事が待っています。
そのことについてはまた次回に…
千葉 BUNKO
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この記事に投稿されたコメント
脱穀機について、コメントします。2011.3.24
脱穀機は、回転する胴に太い針金で山をたくさん作り、そこに押し付けてまわすので、穂先から実が落ちます。風で、軽いごみなどをよりわける農具が、唐箕です。
小生は、今年(2010年11月播種から)、はじめて、小麦を300㎡ほど作っています。昨年、秋ソバを作ったのですが、叩いての脱粒は、相当時間が掛かりました。それで、親戚にしまってあった足踏み脱穀機を譲ってもらい、使いました。段ボール箱に扇風機でのごみ飛ばしより、唐箕が便利です。
http://www1.bbiq.jp/sekiya_z/saien10.html
3月 24, 2011 12:08 pm : 関谷 順太
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